ディスプレイ キャンペーン オプティマイザー(通称: DCO)が全てのアカウントで使用できるようになりました

4月 6, 2012 | ディスプレイネットワーク, 海外情報

過去に何度かディスプレイ キャンペーン オプティマイザーに関する記事を書いたのですが、ようやく全てのユーザーが利用できるという発表が Google 公式ブログ(英語)でありました。

何のことかよくわからない方のために、簡単に復習しておくと、ディスプレイネットワークのキャンペーンで使える、自動最適化ツールです。

コンバージョンオプティマイザーのように単価の調整を自動化するだけではなく、ディスプレイネットワークの配信先も、目標の設定 CPA にあわせて自動で最適化します。

つまり、目標コンバージョン単価、広告、予算を指定するだけで、キーワード、プレースメント、トピックやカテゴリなどを指定する必要はありません。

その設定は、キャンペーンの設定から行います。

ディスプレイ キャンペーン オプティマイザー(通称: DCO)の設定方法

※ キャンペーンでコンバージョンオプティマイザーを使用していること
※ キーワードやプレースメントやトピックの設定は必要ありません

一般的にいわれている効果は、ディスプレイネットワークの設定方法とそのパフォーマンス分析チャートにもあるように、それなりのボリュームとパフォーマンスは期待できるのではないかと思います。

それを優先的に導入したアカウントがあるのですが、その経験からすると、確かにそれなりのボリュームとパフォーマンスは出たのですが、キャンペーンの構成や設定の仕方によっては他のディスプレイネットワークのキャンペーンに影響もでますし、やはり自動化 = コントロールを失う部分が多く、ちょと怖さも感じました。

優先的に使用させて頂いた時の設定では、新しいキャンペーンを作成して、ディスプレイ キャンペーン オプティマイザー(DCO)専用のキャンペーンが作れたのですが、ヘルプ(日本語のヘルプは更新されてないので、英語のヘルプ)を見ると、コンバージョンオプティマイザーを導入しているキャンペーンから切り替えて使用するということです。

ということは、失敗すれば今まで上手くいっていたキャンペーンを崩してしまうリスクもあるのかもしれません。(もちろん導入して上手くいかなければ、元に戻せばいいだけの話なのですが、いろんな要因が絡んでケースや、元に戻るまで時間がかかるケースもあると思います。)

ですので、導入する場合は、上記のことも考慮に入れて、リスク管理もした方がいいような気がします。(ターゲットごとにキャンペーンを分けてる人とかは、一部のキャンペーンだけで導入してみるとか、まあやり方はいろいろあると思います。)

自動化に頼りすぎるのもよくありませんが、大規模なアカウントやコンバージョンの多いアカウントは、テスト的に導入を検討されるのも良いのではないでしょうか?

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