同じキーワードを同一アカウント内に複数設定しても大丈夫ですか?

11月 12, 2009 | キーワードリサーチ, ディスプレイネットワーク, 検索ネットワーク

セミナーをしていた時に、『同じキーワードを同一アカウント内に複数設定しても大丈夫ですか?』という質問を受けたことがあります。

この回答をする前に、まずはマッチタイプについてお話ししておきます。

完全一致と部分一致はどっちが良いの? でも紹介したのですが、キーワードが同じでもマッチタイプが異なれば両方を設定して、どちらのパフォーマンスがどうなるのかを解析することに関しては OK です。

という事で、今回の記事ではマッチタイプの違うキーワードに関しては、異なるキーワードという定義で話を進めていきます。

それから、意外と知らない AdWords でやってはいけない 5 つの事 で紹介した、アカウント&ドメインを複数利用して同じキーワードを買うというのもナシです。(今回の記事は、同一アカウントでの話です。)

上記を踏まえて、下記の 3 つの回答を用意しました。

基本的に検索ネットワークに対応したキャンペーンは、キーワードが重複するのは NG

同一グループに、同じキーワードを設定することはできませんが、グループが異なれば設定は可能です。

ただし、”1 アカウントにつき検索キーワードに対して表示される広告は 1 つ” という決まりがあるので、アカウント内で競争が生じます。

大抵の場合が、広告ランク(入札価格 x 品質スコア) によって、どちらかのグループのキーワードが採用されるのですが、結果的に管理者はそのコントロールを失うことになります。

もし、広告文やランディングページをテストしたいのであれば、同一グループで行うようにしましょう。

キャンペーン設定により、お互いに競合しない場合は OK

キャンペーン設定によって、お互いに競合しなければ、キーワードがアカウント内に重複しても構いません。

例えば、

  • キャンペーンごとに異なる地域ターゲットの指定がある場合
  • 検索ネットワーク用のキャンペーンと、コンテンツネットワーク用のキャンペーンで区別されている場合
  • パソコン用のキャンペーンと、携帯用のキャンペーンで区別されている場合
  • キャンペーンによって時間で区別されている場合

上記の場合であれば、同じキーワードでも競合しないので OK です。

コンテンツネットワークに対応したキャンペーンは、キーワードが重複しても構いません

コンテンツネットワークでは、複数のグループ間でキーワードが重複しても構わない の記事にも紹介しましたが、設定したキーワードの 1 つによって広告が表示される場所が決まるのではなく、グループ内にあるキーワード全体をみて何のテーマが導き出されるので、テーマ作りのために必要なキーワードがグループ間で重複することもありえます。

その説明は、Youtube にある Google のコンテンツネットワークに関するビデオ(英語)でも明らかにされています。

Content Network Targeting & Optimization

まとめ

広告の表示を顧客ターゲットに合わせてコントロールできるのが AdWords の良いところでもあります。

上記を踏まえて AdWords をフル活用しましょう♪

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