広告表示オプションを追加しても品質スコアはアップしません
3月 6, 2014 | 品質スコア, 広告
昨年の 10 月に Google より 広告表示オプションと広告ランク: 広告ランクの算出方法が変わります という記事が公開されて以来、
広告表示オプションを追加すれば、品質スコアもアップするんですよね?
こんな質問を耳にするようになりました。
でも、この記事 をよく読んでもらえれば分かるんですけど、そんなこと一文も書いてないんですよね。(まあ、そう誤解する理由もよく分かりますが…)
結論から言うと、広告表示オプションを追加しても品質スコアはアップしません。
品質スコアではなく、広告表示オプションを追加することで、広告ランクに影響する可能性があります。
今までは 広告ランクの計算は、入札単価と品質スコア でしたが、それに加えて広告表示オプションが考慮されるようになりました。
そもそも広告ランクが高くないと、広告表示オプションが表示されないのでは?
そもそも広告ランクが高くないと広告表示オプションは表示されないのですが、広告表示オプションが表示される条件下で、広告表示オプションのパフォーマンスが追加でプラス要因となるという意味です。
つまり、入札単価と品質が全く同じ広告 A と B があった場合に、広告表示オプションの効果が高いと見込まれる広告の方が上位に掲載されるという意味です。
でも広告表示オプションを追加したら、クリック率が良くなるのでは?
広告表示オプションのクリック率は、品質スコアの計算には考慮されません。
通常の広告のクリック率は品質スコアの計算に使われますが、広告表示オプションのクリック率は除外されます。
何だかよく分からなくなってきたんだけど…
上にも書きましたが、広告表示オプションを追加しても品質スコアに影響しないというだけで、広告ランクには影響する可能性がありますので、設定しなくても良いという意味ではありません。
それよりも、こちらも上に太字で書きましたが、広告表示オプションを追加することで、プラスの影響はあっても、マイナスに影響することはありませんので、今まで以上に活用するべきです。(もちろん、より便利性の高い広告表示オプションを追求することが効果的ですが。)
細かいことかも知れませんが、間違った理解から無駄なアクションを取らないためにも、正しく理解しておきましょう。