狙った通りに広告が表示されていないことに気がついていますか?
10月 3, 2012 | キーワードリサーチ, レビューと解析
リスティング業界で仕事をしていると、よく下記のような質問を耳にします。
他のグループに設定した部分一致のキーワードがトリガーになって広告が表示されてしまい、思い通りに狙ったキーワードで広告が表示されないんですけど、どうしたら良いでしょうか?
まあ、これの対応は『除外キーワードでコントロールしましょう』とか、そういった類の答えになるのですが、このような質問が出てくるうちはまだマシというか、しっかりアカウントの運用をしている証拠だと思います。
今回のトピックはそうではなく、狙った通りに広告が表示されていないことに気がついていない方も少なくないんじゃないかということ。
そんな方のために、別グループにある部分一致のキーワードがトリガーになって表示したい広告が表示されていないことを知る、簡単な方法をご紹介します。
検索クエリレポートをピボットテーブルで分析
検索クエリにピボットテーブルを導入して分析することで、同じ検索クエリでも異なるグループにある広告が表示されているのかを、簡単に知ることができます。
まずは、全てのキャンペーンを選択した状態でキーワードのタブをクリックして、全ての検索クエリレポートを表示させます。(ある程度、十分な期間を指定します。)
次に、全ての検索クエリのレポートをダウンロードします。
最後に、検索クエリを軸にして広告グループをピボットテーブルに追加します。
こうすることで、同じ検索クエリに対して複数の異なるグループで広告が表示されていないかを調べることができます。
簡単に言うと、異なるグループで検索クエリの重複がないかを調べることで、狙ったキーワードで広告が表示されているかを知るということです。
同じ検索クエリに対して複数の異なるグループで広告が表示されている場合(重複した広告グループの数が2以上の場合)は、検索クエリのレポートに戻って、その検索クエリに対してまずどのグループのキーワードがトリガーになっているのかを割り出し、表示したくないキーワードがあるグループに除外キーワードを設定するなりの対策をすると良いでしょう。
アップデート 2012年10月30日
検索クエリレポートのアップデートでキーワード単位でトリガーになったキーワードを確認出来るようになりましたので、キーワード単位でピボットテーブルを作ると、より正確な重複が確認できるとと思います。
コメント (3)
初めまして。いつも記事を拝見させて頂いております。
こちら今回試してみたのですが、
>最後に、検索クエリを軸にして広告グループを
ピボットテーブル に追加します。
こちら検索クエリを落とした後に何かしらの加工を加えて、
重複した広告グループ数を出していると思うのですが、、、
(countifだったり)もし可能であればやり方を教えて頂けますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
kurosukeさん
コメントありがとうございます。
> こちら検索クエリを落とした後に何かしらの加工を加えて、
> 重複した広告グループ数を出していると思うのですが、、、
> (countifだったり)もし可能であればやり方を教えて頂けますでしょうか。
その加工がピボットテーブルを入れるだけという意味なんですけどね…
ピボットテーブルに関しては、以前も何度か記事を書いた
http://google-adwords-lab.siempre.co.jp/2009/09/compare-image-and-text-ads/
http://google-adwords-lab.siempre.co.jp/2009/06/review-with-report/
のでそちらも参考にして頂けたらと思うのですが、基本的に検索クエリを軸にして、グループの合計を出すだけなので、難しいことは一切する必要も無いですし、ほんの数秒でできることだと思います。
是非チャレンジしてみてください。
返信いただきありがとうございます。
過去記事を参考にすると出来ました。
わざわざ丁寧にありがとうございました。