YouTube プロモート動画の活用法

7月 27, 2011 | PPC広告全般, YouTube動画, 広告

YouTube プロモート動画が登場して、かなり時間は経ったのですが、上手く活用できた事例を聞く機会が少ないのは何故でしょうか?

YouTube プロモート動画なんて使えないよ…

動画を作成する敷居が高すぎて手が出ない…

っと言う前に、まずは知っておきたい YouTube プロモート動画の概要です。

単価がめちゃくちゃ安い

まずは、下記のイメージに注目してください。

YouTube プロモート動画用のキーワード単価と品質スコア

注目していただきたいのが、単価がめちゃくちゃ安いこと。通常の Google 検索のアドワーズ広告ではあり得ないクリック単価 1 円というのをみることも珍しくはありません。(First Page Bid を下回る というメッセージが出ている場合でも、あまり関係なく表示されます。)

もちろん、ビッグキーワードを設定してもそれはかわりませんし、逆にいえばそれだけまだ誰もやってない分、チャンスがあるということです。

ビッグキーワードや関連性の低いキーワードを設定すると、品質スコアの影響も気になりますが、品質スコアの採点もかなり甘いので、ほとんどのキーワードが 10/10 になります。(それだけまだ整備されていない荒地状態ということでしょう。)

※ 以前も記事にしましたが、YouTube 用のキーワードツール というのもあるので、参考までに…

YouTube Call-to-Action オーバーレイ

YouTube を使って、動画を広告に出すことだけを考えると、どうしても動画を見てそこで終わりという印象があり、イメージ広告としてしか使えない印象がありますが、ここから自社のホームページに来てもらうことも可能です。

YouTube で自社のチャンネルを作成するといった工夫や、動画の説明文にホームページの URL を挿入するといったこともできるのですが、それ以上にプロモート動画を使うと、YouTube Call-to-Action オーバーレイで宣伝したいランディングページをお知らせすることが可能です。

Youtube Call-to-Action オーバーレイ

しかも、YouTube プロモート動画を使っている人(アドワーズで広告費を支払っている人)は、無料で使える枠なので、

オーバーレイにイメージも設定できるので、できる限りクリックしてもらうために、動画と同じキャラ・ロゴ・商品イメージを使うとより分かりやすいでしょう。

設定方法は、Google の公式ブログが参考になると思います。(アドワーズ側で設定する InVideo オーバーレイ広告ではなく、YouTube にログインして動画を編集するので、お間違えの無いように!)

上記の公式ブログにもあるのですが、

  • Call-to-Action オーバーレイのクリックに対して課金はされません
  • プロモート動画で誘導された場合だけでなく、流入経路に関係なく、対象となる動画が再生される場合に常に表示されます
  • プロモート動画を一旦停止して、アドワーズ側での支払いがない状態でも、引き続き表示されます

といった、ちょっと抜け穴っぽい利点もあります。

プロモート動画のディスプレイネットワーク

アドワーズのディスプレイネットワークの凄さに気がついている人は、最近増えてきた気がしますので、その威力についての詳細は省略します。

YouTube のディスプレイネットワークというと、どうしても動画の横などに出てくるバナー広告をイメージしてしまいます。

ディスプレイネットワークの設定で、テキスト広告やバナー広告をYouTubeに向けて配信することは可能で、あまりパフォーマンスが良くないというウワサをよく耳にしますが、今回の話はそれではありません。

動画の横に関連動画のリンクが表示されますが、その上に、いかにも関連動画かと思うような感じに出てくる動画の広告のことです。

プロモート動画のディスプレイネットワーク

動画を好むユーザーに向けて、テキスト広告やバナー広告で訴えるのではなく、動画を好むユーザーには動画で訴えようということです。

ここからの流動が、かなりのボリュームがあります。

設定方法は、通常の検索ネットワークとディスプレイネットワークと同じやり方(設定する広告だけが YouTube 用の広告)なので、キャンペーンを分けて運営するのが得策です。

実際に、売上げにつながるの?

ここまで読み進めていただいて、一番気になるところが『その広告からの効果は?』という部分ではないかと思います。

もちろん、関連した検索キーワードから直接ランディングページに飛ばすというやり方ではないので、ディスプレイネットワークで上手く行きやすい商材 は YouTube でも有利になると思いますし、それ以上に動画のクオリティーが大きく影響するのは容易に想像が出来ることでしょう。

ただ、上手くいっている会社もある(イメージ広告目的として何となく上手くいっているというのではなく、ダイレクトマーケティングとして費用に見合った効果を得ている)ことや、この莫大なユーザー数にリーチ出来ることを考えれば、このためだけに動画を作成するということも考える価値は十分にあると思います。

今回の記事をみて、やってみようという気分になった方は、公式ブログの設定方法を読みながら設定してみましょう。

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コメント (3)

 

  1. ゆきち より:

    凄く興味があってやりたいのですが、
    中国からはYOUTUBEが見れないので残念です。

  2. ryryo より:

    去年ぐらいからずっと動画広告利用していたのですが、オーバーレイの存在知りませんでした。めっちゃ助かります、ありがとうございました!

  3. グーグル アドワーズ ラボ より:

    ゆきちさん

    それは、ちょっと残念ですね…

    ryryo さん

    せっかくプロモート動画使ってるんだったら、オーバーレイも使わなきゃ損ですよね。(無料ですしね…笑)