相対クリック率 – ディスプレイネットワークでのクリック率パフォーマンスを測る新しい指標
6月 16, 2011 | ディスプレイネットワーク, レビューと解析, 広告
ディスプレイネットワーク をやってみると、検索ネットワーク に比べてクリック率が非常に悪いので、心配になることはありませんか?
実際には、そのようなクリック率の比較はナンセンス なのですが、それでも比較対象となる指標が欲しくなる気持ちも十分に分かります。
そこで、先日からディスプレイネットワークでのクリック率パフォーマンスを測る新しい指標として、”相対クリック率” という指標が新しく追加されました。
Google Display Network introduces new performance bundle
相対クリック率とは?
ディスプレイネットワークで、同様のサイト上に表示されている広告と比較して、あなたの広告がどれくらいクリック率が良いのか(若しくは、悪いのか)を知ることが出来ます。
例えば、A の広告グループに表示されているあなたの広告のクリック率が 0.04% だったとします。
そこに表示されているあなた以外の広告のクリック率が 0.02% だったとすると、相対クリック率は 『 0.04% ÷ 0.02% = 2x 』 となります。
つまり、 0.04% という数字だけ見ると、何となくクリック率が悪いのではないかと思ってしまいがちですが、他の広告に比べて 2 倍のクリック率があるということを知ることで、あなた自身の立場を相対的に知ることが出来るのです。
逆にいえば、相対クリック率が 1x を下回っている場合は、他の広告に比べてクリック率が悪いという事なので、改善する必要があるかもしれないという意味です。(もちろん、相対クリック率が 1x を下回っている状態が必ずしも悪いということではなく、他の要因と咬み合わせながら考える必要はありますので、誤解のないように…)
相対クリック率を表示させるには?
キャンペーンかグループのタブから、[表示項目] をクリックして、[相対クリック率] にチェックを入れます。
分析ができるのは、キャンペーンかグループ単位となります。
まとめ
これで、セミナーなどでよく耳にする、
ディスプレイネットワークのクリック率が異常に低いのですが、大丈夫ですか?
クリック率は何パーセントが理想ですか?
クリック率のボーダーラインはどれくらいで、どこまでが良いクリック率といえますか?
といった質問が、少しは無くなりそうです…
あと、公式ブログの発表では、ディスプレイネットワークの広告表示診断ツール(Content Ads Diagnostic Tool)というのも発表されています。
とにかく、Google が予言するディスプレイ広告の未来 にもある通り、ディスプレイネットワークの勢いが凄いです。
そこで!
ちょうどいいタイミングで、リスティング情報コミュニティーでのセミナーがあります。SEM LABO の阿部さんから、ディスプレイネットワークに関する話が聞けるチャンスです。
もちろん、僕も講師として参加しますので、こちらをクリックしてお申し込みください。 セミナーの募集は終了しました。