ドロップシッピングがアドワーズの審査に通らない理由

3月 1, 2011 | グーグル スラップ

最近、ドロップシッピングを運営している方で、

サイトに関するポリシーによる違反のため、アドワーズの広告が表示されません。

ヘルプの記事を何度もよく読んだのですが、どこが悪いのか全く理解できません。

という声を耳にします。

これを解決するためには、ドロップシッピングの定義とアフィリエイトについて理解しなければいけないので、そこから説明したいと思います。

まず、アフィリエイト・ドロップシッピング・委託販売のビジネスモデルの違いを、自社の運営から他社の運営にスイッチする経緯でみてみましょう。

アフィリエイトとドロップシッピングと委託販売のビジネスモデルの違い

ドロップシッピングといっても顧客リストを管理するかしないかの大きな違いがあります。(個人的には、顧客リストを管理しないのはドロップシッピングではないと思っているのですが、世間一般の認識として他社ショッピングカートを使用して顧客リストを管理しないのもドロップシッピングと呼んでいるので、今回の記事でもそれに従うことにします…)

顧客リストを管理するようなドロップシッピングになると、商品提供者側(注文を受けて、商品を発送する側)もその会社に対するリスクや評価を分かち合うことになるので、商品提供者側と販売者側との間で厳密なルール設定がされることになり、自然と販売者側のオリジナリティーが出てきます。(もちろん必ずそうなるとは限りませんが、商品提供者側と販売者側との間での契約が厳密になり、自然と参入障壁は高くなるので、販売者が大量に増えるという危険性はなくなります。)

それが委託販売ともなると、嫌でもその色は濃くなります。

その反面、他社ショッピングカートを使用して、顧客リストを管理しないタイプのドロップシッピングは、ウェブサイト上でユーザーをショッピングカートまで誘導するところまでが仕事となってくるので、顧客を管理しない分だけ商品を販売することに対するリスクが少なくなります。

つまり、下記の中で下に行けば行くほど、参入障壁が高くなるため販売者が大量に増える危険性は低くなります。

  • アフィリエイト
  • ドロップシッピング(他社の決済を使用して、顧客リストを管理しない)
  • ドロップシッピング(顧客リストを管理する)
  • 委託販売

逆に、上に行けば行くほど参入しやすくなるので、販売業者も増えます。一つの商品に対して販売者が多くなれば、オリジナリティーを作ることが難しくなります。

更には、そのタイプの大手ドロップシッピングになると、ウェブ上での商品説明やサイト構築のテンプレートまでをご丁寧に用意してくれているケースが多いので、個別のサイトを運営するといっても商品の紹介はテンプレート(他に商品を販売している人たちと何も変わらない、オリジナリティーに欠けるページ)になりがちです。

有名なところで言えば、もしもドロップシッピング などがその典型です。

こうなると販売方法が同じになってしまうので、トラフィックを親サイトに送るだけのアフィリエイトと全く何も変わらなくなってしまうのです。(少なくとも、ユーザーにとっては…)

名前だけはドロップシッピングだけど、結局やっていることはアフィリエイトと同じなので、この場合のドロップシッピングはアフィリエイトで大きな問題になった “オリジナルコンテンツ” という大きな壁が立ちはだかることになるのです。

オリジナルコンテンツについてはこちらの記事を参考 にしていただきたいのですが、これがドロップシッピング(特に名ばかりのドロップシッピング)がアドワーズの審査に通らない理由です。

まあユーザー目線で考えれば、自然に理解できることなんですけどね…

P.S.

今日は、ちょっと重大な発表があります。

きたる 3 月 3 日(ひな祭りの木曜日)、このブログを購読していただいているあなたにとって、きっと役に立つ新しいサービスを公開しようと思っています。

もちろん、当日このブログでも発表するので、見逃したくない方は メルマガの登録 をオススメします。

既にメルマガを登録している方も、3 月 3 日(木曜日)の朝に何かが起こりますので、楽しみにしておいてください。

ドキドキ…

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コメント (3)

 

  1. propo より:

    記事内容もさることながら、新しいサービスの方が気になります…(゜o゜)

  2. ゆきち より:

    ドキドキです。(笑)

  3. narutaku より:

    サービスが待ち遠しいです。なんでしょう?ドキドキ