アカウント停止(アカウントの無効化)になった人にセカンドチャンスはあるのか?
以前、ランディングページの品質が悪いと指摘され続けながら、サイトの改善もせずにドメインだけ変更して広告を出すということを繰り返している人達に対するアカウント停止について書きました。(Google Slap とはランディングレベルでの停止でしたが、それが続けばアカウントレベルでの停止につながるという話です。)
それについてのアップデート、 Search Engine Land では、11 月 16 & 17 日(アメリカ)に、再び大きな波がやってくるという記事が公開されています。
現在のところは、まだ大騒ぎになっていない様子ですが、この記事には他にも面白いことが書いてあるので、紹介します。
※ ちなみに、この記事は アドワーズのプロダクト・マネージメント・ディレクターである Nick Fox 氏のインタビューをもとに書いてあります。
アカウントが停止される理由は上記で紹介した通り、Google Slap でランディングの質にフォーカスするように指示したにもかかわらず、そのシステムを悪用してドメインだけ変更し続けるユーザーがいるという事に対する行為というのが、Google から公式に発表がありました。
ただ今回は “専用の問い合わせ窓口” が用意されているみたいです。要するに、修正のプロセスと誠意をみせれば、復活の可能性があるということです。(そのプロセスは、間違いなくかなり難しいとは思いますが…笑)
前回よっぽどの反響があったのか、それとも前回で極悪なスパマーは排除できたので、今回はほんの少しだけ配慮したという方針なのか、どちらかは分かりませんが、セカンドチャンスが与えられるみたいです。
どれくらいのアカウントが停止されるのかも質問したみたいですが、それには “少数” とだけの答え…
気になるのはその次の話で、既にアカウント停止になってしまった人には、同じようにセカンドチャンスは与えられるのかということです。
質問に対しては、”まだ未定だ” という返事のようですが、どうなるんでしょうね?
この動きは、Google が明確なスパムの識別をかなりシステム的に、しかも容易にできるようになったことで、その余った力を使い、程度の低いサイト&アカウントを排除する方向に動いているといえるでしょう。
というのが、むこうでの見解のようですが、日本この波が来るのはいつ頃なんでしょうね…怖
Google のこういった動きのおかげで、インターネットの秩序が保たれていると考えると、有難い話ではあると思いますが、興味のある人も多いと思いますので、今後も海外の動きをレポートしていきたいと思います。
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P.S.
前回の記事でも紹介しましたが、最近 AdWords のヘルプが全体的に進化していますよね。以前に比べたら分かりやすくなったのではないかと評価しています♪
コメント (3)
鷲見様
お疲れ様です、いつも興味深く拝見させていただいております。
今日の記事についてですが、私のところへは皆様より一足早く?昨日アカウントの停止メールが届きました・・・
1発取り消し(飲酒運転並みの厳罰でした)
アフィリエイトはやはり良くないようで・・・
ヘルプでもアフィリエイトは以下のように記載されています
•アフィリエイト サイト: 別のドメインのサイトへ誘導することを目的とした関連性の低いオリジナル コンテンツのないサイト
オリジナルコンテンツの定義が分かりにくく訪問者に役に立つであろう情報を記載しておりましたがアウトでした。
米良 さん
噂によると、どうやら日本でも起きてるみたいですね。(英語圏で起きてる事と同じシステムなのかは分かりませんが…)
今まで、アカウントを複数悪用したり、ドメインだけ変更してランディングを改善しなかったりする行為に対して、警告してきたつもりだったので、このブログをみている方にもそれが起こっていると聞くのは、非常に残念です。
鷲見さん
ご心配をおかけいたしまして恐縮です・・・
複数アカウントは使用しておりませんでしたし スラップを受けたものは、直ちに削除して、ドメインを変えて出す場合は手を入れておりましたが
それがまだ条件を満たしていなかったと思われます。
今回の停止でどの程度数の方がペナルティを受けられるのかは分かりませんが、アドセンスにおいても動きがあるようですので静観したいと思います。
アドワーズは自社の物を直接販売するか、広告代理店のごとく委託を受けて広告を出す、アフィリエイトは物として形あるものが無難なのでしょうね・・・
鷲見さんが、お時間のあるときにでも今回の動きを解説いただけるとありがたく思います。
これからも楽しみに訪問させていただきますので どうぞよろしくお願いいたします。