Google Slap の延長線上には、アカウント強制停止が待っている!?

10月 7, 2009 | グーグル スラップ, 品質スコア, 海外情報

先月の終わりごろ海外 SEO の鈴木さんから、Google Slap を受け続けている人たちに対して AdWords アカウント強制停止の通達が届いているという情報が海外で続出しているという通達がありました。

このブログでも、その話をシェアしようかと悩んだのですが、まだ十分な情報が無かったのと、容易な憶測から世の中に間違った情報を配信してはいけないと感じたため、ブログの記事として紹介することをためらってきました。

そうこうしているうちに、海外 SEO の鈴木さんの方で、いろんな情報を公開して頂いているので、今日はそちらのリンクを紹介します。

AdWords アカウント 強制停止の理由

このブログでも、問題を解決しないままドメインを変更しても問題解決にはなりませんよという話はしてきましたが、Google Slap のペナルティーを受けたのにも関わらず、ランディングページに修正を加えないまま、ドメインだけ変えて広告を出すということを繰り返していた人達が、この警告メールを受け取ったようです。

それがフェアであるかどうかは別として、またしても『Google に権限があり過ぎるだろ!』という意見が多発しそうな事件ではありますが、Google の立場から考えると、イタチゴッコも疲れるので、しょうがない事なのかもしれません…

P.S.

『ランディングページの品質スコアに関する履歴は、追跡しておりません。』という発表が Google からあったのですが、それとは話がちょっと違うので、注意してください。

この場合の履歴は、ランディングページの評価は、最新の評価だけが品質スコアに影響するという意味であるのに対し、過去に何度も犯したランディングページのガイドライン違反は、品質スコアには影響しないが、悪意のある行為としてアカウント停止の問題に発展する可能性があるということみたいです。

P.P.S.

来週から、Google Website Optimizer と Google Analytics の研修 のため、シリコンバレーにある Google 本社へ旅立ちます。

お土産話があれば、皆さんにシェアしたいと思いますので、お楽しみに♪

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コメント (3)

 

  1. もも太 より:

    僕も今週の火曜日に初めて、スラップを受けました(僕のPPC暦は5ヶ月です)。
     
    スラップを受けたアカウントは、自動プレースメントのみの広告掲載で設定したアカウントです。
     
    広告の表示回数が徐々に少なくなって、おかしいなと思ったら午前0時をまたいで完全に表示されなくなりました。
     
    「ひょっとしてこれがスラップか」と思ったのですが、検索ネットワークに広告掲載する設定をしていないので、その時点でスラップだと確信まではできませんでした。
     
    表示されなくなった理由をAdWords Teamにメールで確認すると、残念ながら
     
    「広告配信システムによる評価において品質スコアが低下している」
     
    ということでした。
     
    そして、そのメールでは品質スコア低下の理由が「コンテンツが充実していない」ということをほのめかしていました。
     
    そこで僕がAdWords Teamに
     
    「サイトを改善させてから再びAdWords様に審査をしていただきたい場合は、どんな手順で、どんな手続きを取ればよいのか教えていただけますでしょうか。」
     
    と質問したところ
     
    「リンク先ページの変更による品質スコアの向上やその時期を保証することはできません。AdWords では広告主様のリンク先ページを定期的に取得して評価しておりますが、ページの再評価には数週間から数か月かかる場合がございます。」
     
    という気の遠くなるような回答をいただきました。
     
    しかし、鷲見さんの記事を参考にGoogleのガイドラインを読み直すと、これも自業自得だなと実感しています。
     
    これを機会に「コンバージョン」と「コンテンツの充実」の両立について、考え直したいと思います。
     

  2. もも太 より:

    LPO対策ブログの記事、とても参考になりました。ありがとうございます。

    僕はサイト作成の経験がここ半年と浅いため、いろいろな記事を読むたびに、まだまだ自分の視野が狭いことに気が付かされます。知らなかったでは済まされないことが多々あるなと・・・。

    サイトを手がけ始めた当初はデザインがきれいだったり、派手なサイトに惹かれていました。多くの人がユーザビリティやコンテンツにこだわる理由がわからなかったのです。

    でも、今ではそれは間違いだったかなと思います。サイト構築に取りかかる青写真の段階で、ユーザビリティという視点からコンセプトを発想するべき。デザインは、それを実現させるための道具なのかなと思います。

    それで今、新たにサイト構築に関して疑問があります。

    「AdWords は、全ページを見てサイトを評価しているのか?」ということです。

    細かく言うと

    ・トップページが軽いサイトと重いサイトでは、どちらを評価するのか?

    ・トップページへの内部リンクの多さ少なさは評価するのか?

    ・外部からの被リンクは見ているのか?

    ・ページ数の多い少ないは評価するのか?

    ・ページビューは全く評価しないのか?

    といったことなどです(トップページを広告のリンク先として指定した場合です)。

    本来なら自分でテストを重ねて検証するのが筋ですが、もしよろしければ鷲見さんのご意見をお聞かせいただけますでしょうか。

  3. グーグル アドワーズ ラボ より:

    ご質問ありがとうございます。

    ご質問の件は、今までの記事に全て記載してありますので、参考にして頂けると幸いです。
    http://www.google-adwords-lab.com/category/quality-score/