ディメンションタブの使い方

12月 20, 2010 | レビューと解析

前回、[分割] の機能を使ってデータをセグメントする方法 を紹介しましたが、今回はその続きで、ディメンションタブからセグメントする方法をご紹介します。

前回の方法とは、また違ったデータが取り出せるので、面白いと思います。

その前に、ディメンションタブが表示されていない人は、まずはタブの右端にあるボタンから、ディメンションタブをオンにするところからはじめます。

ディメンションタブの表示

ディメンションタブが使用できるレベル:

  • アカウント全体
  • キャンペーン
  • 広告グループ

※ キャンペーンレベルや広告グループレベルの移動は、上部にあるタブではできない(上部のタブをクリックするとディメンションタブから移動してしまう)ので、左側にあるメニューからキャンペーンや広告グループを移動するようにしましょう。

曜日 / 日 / 週 / 月 / 四半期 / 年

これに関しては、[分割] のボタンからセグメントするデータと同じデータをみることが出来ます。

日ごとのデータ

ただし、ディメンションタブからのセグメントは、クリック数の多い順番に日にちを並び替えるとか、コンバージョン数の多い順に曜日を並び替えるなどの、項目ごとの並び替えが出来るので、その部分は便利かと思います。

時間

[分割] のボタンから時系列で唯一みられなかったのが、時間です。

時間のセグメント

ある特定のキャンペーンでの表示回数の多い時間帯、ある特定のグループでのクリック数の多い時間帯を調べる時に便利です。

※ 残念ながら今のところコンバージョンを時間帯で調べることは出来ません。

リンク先 URL

設定リンク先 URL ごとのデータをみることが出来ます。

リンク先 URL のセグメント

どのランディングページが一番成果を出しているのか、簡単に把握することが出来ます。

コンバージョントラッキングの目的 / コンバージョンアクション名

コンバージョンタグを設定するときに定義したコンバージョンの目的 / アクション名にあわせて、データをセグメントします。

※ この部分は今のところ、あまり正確なデータが集計出来ていないような気がしますが…w

コンバージョントラッキングの目的 / コンバージョンアクション名のセグメント

購入や販売促進などの目的ごと、若しくはコンバージョンページにあわせてコンバージョンアクション名を設定し、複数のコンバージョントラッキングコードを作成している場合に、どのコンバージョンが何件あったのか、一目でみることが出来ます。

基本的にはコンバージョントラッキングのタブと同じですが、こちらのデータは、キャンペーンや広告グループごとにそれぞれのコンバージョン数を知ることが出来るので、より細かいデータ分析が可能です。

※ 当然ですが、コンバージョン数が指標になるので、クリック数や広告の表示回数はみれません。

ユーザー属性

ユーザー属性ごとのデータをみることが出来ます。

ユーザー属性のセグメント

ディスプレイネットワークのキャンペーンで、ユーザーの属性が分かるサイトに表示されたものを細かく分析します。

日本で代表的なユーザーの属性が分かるサイトには、以下のようなサイトが挙げられます。

  • youtube.com
  • mixi.jp
  • livedoor.com
  • nicovideo.jp

ユーザー属性にあわせた戦略は、SEM-LABO の記事 が参考になるかと思います。

地域

地域ごとのデータをみることが出来ます。

地域のセグメント

地域ごとにパフォーマンスが異なる場合は、地域レポート(外部サイト) に基づいて地域の除外や地域ごとのキャンペーンを作成するなどの対応ができます。

検索クエリ

検索クエリ ごとのデータをみることが出来ます。

検索クエリのセグメント

以前このブログで紹介した検索クエリのレポート と同じです。

自動プレースメント

自動プレースメントのデータをみることが出来ます。

自動プレースメントのセグメント

自動プレースメントのレポートと同じなのですが、自動プレースメントのレポートだと URL の詳細をみたいときに、ドメインをチェックしてボタンを押さなければいけなかった のに対し、ディメンションタブのレポートは、表示項目を追加するところから URL の詳細を追加することが出来るので、ドメイン単位と URL の詳細を同時に分析できるので、こちらの方が便利な場合があります。

余談になりますが、表示された URL を実際に表示させたい場合、リンクになっていない URL をダブルクリックで開くことが出来る Firefox アドオン が便利ですよ。

まとめ

いろいろ長くなってしまいましたが、時間 / ユーザー属性 / 地域 のデータに関しては、ここでしか分析できないので、使用するケースも多いと思います。

あと、上記でも述べましたが、自動プレースメントのデータは URL の詳細を簡単に分析できるので、便利だと思います。(ディメンションタブの自動プレースメントレポートは、直接 URL の除外などの設定が出来ないので、それをやる場合はいつもの自動プレースメントレポートを使う方が便利だと思いますが…)

まだ使ってない人は、これからでも遅くは無いですよっ♪

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