コンテンツネットワークのグループの作り方
7月 29, 2009 | キーワードリサーチ, ディスプレイネットワーク, 便利ツール
先日、クライアントからこんな質問を受けました。
コンテンツマッチの広告グループを作成したいのですが、複合キーワードをどこまで細かくグループ分けすると良いのですか?
何か良い指標は、ないでしょうか?
ちなみに、彼はコンテンツネットワークの広告は、グループ単位でテーマを作るということは十分承知しているのですが、それでも経験が浅いため、どこまでのキーワードを 1 つのグループ単位で括ると良いのか、よく分からなかったみたいです。
“経験が浅いため” と言ってしまいましたが、経験豊富な人でも、グループを分けるときの基準点みたいなものは、曖昧になっているのではないでしょうか? (特にコンテンツネットワークの場合)
そんな時に役に立つのが、以前紹介したワンダーホイールという機能です。
以前ご紹介したときは、マーケットを知る為に有効ですよという話でしたが、これはコンテンツネットワークのグループを作る時にも、役に立ちます。
例えばコンテンツネットワークで、[ゴルフ] というテーマのグループを作成したいという場合。
ワンダーホイールを使って、ゴルフと検索します。
輪を形成しているキーワードに注目です。
- ゴルフ用品
- ミズノ ゴルフ
- ゴルフ場
- ゴルフ会員権
- 二木ゴルフ
- ゴルフ スイング
- 楽天ゴルフ
- つるやゴルフ
ゴルフという輪の周りのキーワードは、Google が関連性のあるキーワードとして取り上げているキーワードです。
つまり、Google が把握しているゴルフを表すキーワードで、これを 1 つのグループとしてキーワードを設定すると、[ゴルフ] というテーマのグループが出来上がるのです。
もっと素敵なのは、更に [ゴルフ スイング] というテーマのグループを作成したいという場合は、そこにある ゴルフスイングをクリックするだけで、設定キーワードを見つけることができます。
同じように、
- ゴルフ スイング 基礎
- ゴルフ スイング 画像
- ゴルフ スイング 連続写真
- ゴルフ グリップ
- ゴルフ レッスン
- ゴルフ スイング ドライバー
- ゴルフ スイング アイアン
- ゴルフ スイング 基本
これらが、[ゴルフ スイング] というテーマを作るためのキーワードグループとなります。
まだまだイケます。[ゴルフ スイング 基本] をクリックしてみましょう。
- ゴルフ スイング 矯正
- ゴルフ スイング 練習
- ゴルフ スイング 軌道
- ゴルフ スイング 右手
- ゴルフ スイング 写真
- ゴルフ スイング 手首
ここまで来ると、ちょっと気が付くことがありますよね。
このリストの中に、グループのキーワード [ゴルフ スイング 基本] の複合キーワードが含まれていないのが分かりますか?
つまり、[ゴルフ スイング 基本] というテーマを作るのに、それを含む複合キーワードを無理に使う必要はないということです。つまり Google にそれを連想してもらえれば OK という意味です。更には、別のグループに同じキーワードを使用する場合も出てきますが、それも OK です。
ということで、狙ったテーマをグループで作成したいときは、いちどそのキーワードをワンダーホイールを使って調べてみると、参考になります。
連想ゲームみたいで、楽しいでしょ?
P.S.
今回のゴルフの例は、ただの例です。ゴルフは全くできません…笑
コメント (2)
鷲見さま
はじめまして、もも太です。
今日の記事も、とても参考になりました。
僕は、頭で考えを整理することが苦手なので、キーワードのグループ分けに四苦八苦していました。
なので今日の記事は、そんな僕にとってまさにドンピシャでした。
今までは、使えそうなキーワードをノートに書き込んでどんどんグループを作っていました。
こういう作業をしていると意識が細部に入り込んでしまいます。
そうして出来上がった広告グループを後で冷静に見ると、変に偏っていたり、明らかに細かすぎたりと・・・
なかなか、このおかしさに気づかないんです。
つまり、グループが整理できていないし、きちんと管理できていないのです。
管理画面を見ては、気分で気づいたところを修正していくという、グループ分けの基準が曖昧でとてつもなく非効率的なことをしていました。
しかし、このワンダーホイールを使ってみたら、すごく良かったです。
感覚的にクリックしていくだけで、頭の中の複合キーワードが順番に整理されていきます。
キーワード全体を俯瞰して見れるので、グループ分けがスムーズにできます。
グループ分けをすべてこれでやるのは無理そうですが、ノートの書き方には応用ができますね。
今日の記事もそうですが、鷲見さんの記事は、どの記事も作業の根本に立ち返らせてくれるため、とても気づくことが多いです。
無駄のない有益な情報をこのブログへ次々と公開していただき、深い感謝とともに驚きを禁じえません。
これを生かして、しっかりと経験を積みたいと思います。
ありがとうございました。
もも太さん
コメント頂き誠にありがとうございます。
少しながらでも、お役に立てているようで、光栄です。
今後ともよろしくお願いいたします。