キーワードに対する品質スコアの水準点を知る方法
7月 1, 2009 | 品質スコア, 海外情報
競合店の品質スコアが気になって、夜も眠れない方へ!
あなたがビジネスをしているマーケットにおいて、そのキーワードの品質スコアの平均的な数字はどれくらいなのか、ということを知るための方法をご紹介します。
競合店を個別に指定して、その品質スコアを調べることはできませんが、参考になると思います。
はじめて設定したキーワードに与えられる品質スコア
品質スコアがリアルタイムで反映されるようになってから、一年ぐらい経ちましたかね?
特に、『キーワードを設定した瞬間に与えられる品質スコアって、どこから来た数字なの?』 って、疑問を持った人も少なくないと思います。
実はその数字は、あなたに直接的に与えられた品質スコアではなく、過去に他の人たちが使ったデータを基に、算出された数字だということらしいのです。(Google 本社で働いてる人たちの話による。)
ということは、あなたのランディングページの品質や、アカウントの履歴などは考慮されていないということです。(少なくとも、設定した直後の初期段階では…)
更には、その数字はベンチマークとして利用できるということですよね。
つまり、初期段階でキーワードのレポートを出しておいて、それを保存しておく。
しばらくしてから、広告のクリック率やランディングページなどが評価され出したら、もう一度キーワードのレポートを出して、その時の数字と比較してみることで、どこを集中して改善したら良いのかを判断することができるというワケです。
っと、まあここまでは Google 本社で働いてる人たちの発表に基づいて、AdWords のエキスパート Brad Gaddes 氏が、話していることです。
現実は…
こういうことが公開されると、すぐに実験したがる人がいるんですね…笑
これを受けて、6 つの新規キャンペーンで、全く同じグループ&キーワード構成で、ランディングページ(ドメイン)を変えて、広告を出してみるという実験をしてる人がいました。
そのランディングには、
- 新規のドメイン(過去に AdWords 広告に使用したことが無いドメイン)
- 今まで、広告を出していたドメイン
- サイトの構成とデザインが違うページ
- 404 のエラーが返ってくるページ
などなど、いろんなランディングを設定して、初期に与えられる品質スコアを比べてみようという実験でした。(広告文も全く同じらしいです。)
非常に面白い結果で、404 のエラーページには、1 / 10 の品質スコアが与えられたそうです。
それから、それ以外のキャンペーンでも、同じキーワードを比べるとランディングによって多少の差があったようです。
まとめ
ランディングやアカウント履歴が、多少は影響することもあるのではないかということですが、Google 本社の人たちが言うとおり、指標値としても使えるのではということです。(完ぺきではなさそうですが…)
それから、この件を考えるとキーワードによっては、10 / 10 の品質スコアを得るのが難しいこともあるんでしょうね♪
まあとにかく、今後は新しくキーワードを設定したら、その時の初期にある品質スコアを保存しておくようにした方が良さそうですね。