勝った広告文を残しましょう

5月 23, 2013 | レビューと解析, 広告

リスティングの運用で、(クリック率をアップさせるなど)広告文のテストが大事だということは、浸透してきてると思います。

ただ、

  • 新しい広告文を追加
  • 広告のローテーションで最適化を選択
  • Google のシステムによって、勝者を自動選択
  • これの繰り返し…

Google のシステムで最適化することが間違っているわけではないのですが、それに頼りすぎて、負けた広告文を消去しないまま、放置しているアカウントをよく見かけます。

勝った広告文を残してから新しい広告のテストをするのが、当たり前のように聞こえるかもしれませんが、意外とやってない人が多いから驚きです。

若しかしたら、Google のシステムで最適化するという意味が、100% 勝者を残すという意味では無いことに気がついていないのかもしれません。

じゃあ、どれくらい損してるの?

例えば、下記のイメージにあるように、自動最適化された後も3つの広告クリエイティブをストップしないまま放置した場合の、広告掲載率を見てください。

広告掲載率

勝負が付いているのであれば、負けた広告をストップすることで、最もパフォーマンスの良い広告を 100% 表示させられるはずなのに、この場合でいうなら 81.30% しか表示されていません。

この場合、勝ち残った広告文だけ残し、勝者の余韻に浸る時間があっても良いんじゃないかと思う。

リスティングの運用で『広告文をテストする』という文化が浸透していることは素晴らしいことですが、それをすることが目的ではありません。

ましてや、それありきで無理やり適当なものを作成して、パフォーマンスを低下させるとなれば本末転倒です。

デフォルトの設定が気に入らないのであれば変更しましょう

デフォルトの広告ローテーション設定が、自分の管理方法とマッチしていないのであれば、単純に変更しましょう。

アラート機能やカレンダーなどを使って、レビューする期間を決め、負けた広告文の処理をルーティーン化することもアリだと思います。

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