広告ローテーション機能の問題を回避する方法
5月 24, 2012 | 広告, 海外情報
先日、ローテーション機能のアップデートで、ローテーション(すべての広告をより均等に表示します)を選択しても、30 日後にはクリック重視で最適化されていくということに対して、批判の声が上がっているという記事を公開しました。
日本でも、どちらかと言うと AdWords を使いこなしている方々から批判的な声を聞きましたが、意外と簡単にこれを回避できる方法があるようです。
簡単に答えを言うと、広告を一時停止して再開するだけで、30 日という期間をリセットできるということです。(つまり、広告を一時停止して再開するだけで、再度 30 日間の均等表示がされるということです。)
海外のエキスパートが、Google 内部の方に、下記のような確認を取ることに成功したと、Google+ で発表しています。
I’ve confirmed with multiple sources including [withdrawn] that any addition or edit in an adgroup, including un-pausing or un-deleting an ad, will reset the clock. There’s no need to let them run for some certain amount of time; it is reset immediately.
内部を含む関係筋によると、広告を追加・編集するだけでなく、一時停止から再開するだけで、期間をリセットすることが出来るとのことです。一時停止から再開するまでに、時間をおく必要はなく、一時停止してすぐに再開するだけで良い。
一時停止なら、過去のデータを失うこともないので理想的だとは思いますし、API を使って 29 日目に一時停止・再開をすればある程度は自動化することも可能です。(まあボリュームが多くなければ、手動でもそんなに大変なことではないと思います。)
この程度のことで回避できるのであれば、そもそもこんな機能は要らないんじゃないかと思ってしまうのですが、まあ基準が AdWords のことをよくわかってない方(若しくは Google のお金儲け…笑)に合わせているので、仕方がないのかもしれません。
アップデート 2012年10月
こういった批判が、Google に届いたようです。
「広告のローテーション」設定に、[無期限で均等に表示] オプションが追加された とのことです。
全てではないですけど、頑張ればユーザーの声って届くものですね。(そういう意味では、Google が流石という事も言えますが…)