リスティング広告がオーガニック検索に与える影響

3月 30, 2012 | PPC広告全般, SEO 対策, 検索ネットワーク

『SEO で上位に表示されているキーワードに対して、リスティングでも広告を出すのは有効なことなのか?』

常に議論がされるところですが、先日 Google の公式ブログ(英語)で、新しいリサーチのデータ が公表されました。

それによると、

  • 表示される広告の 81%、クリックされる広告の 66% は、オーガニック検索で表示されないサイトの広告である。つまり、それらすべてのクリックは純増。
  • SEO で 1 位に表示されるサイトの場合、平均的に 50% のクリックは広告を出した分の純増である。つまり、広告をストップすると、その 50% はオーガニックのクリックでは補いきれない。
  • SEO で 2〜4 位に表示されるサイトの場合、平均的に 81% のクリックは広告を出した分の純増である。SEO で 5 位以下に表示されるサイトの場合、平均的に 96% のクリックは広告を出した分の純増である。

ちなみに、上記は英語の公式ブログに書いてあることを出来るだけ忠実に訳してみたのですが、

  • 『表示される広告の 81%、クリックされる広告の 66% は、オーガニック検索で表示されないサイトの広告である。つまり、それらすべてのクリックは純増。』 というリスティング広告がオーガニックに与える影響以外のところから書き始める部分
  • 『残りの 50% はオーガニックのクリックを奪い取っている。』 と言わずに、『広告をストップすると、その 50% はオーガニックのクリックでは補いきれない。』 という表現

このあたりに、(オーガニックの結果に関わらず広告を使って欲しい立場の) Google が発表している感じが伝わってくるかな…w

ちょっと話がそれましたが、まあ論議のデータとしてはすごく面白いと思います。

これに加えリスティングの広告はクリックされるページのコントロールがしやすいということも考慮したうえで(←ここ、僕自身もオーガニックの結果に関わらず広告を使って欲しい立場の人間です…笑)、もう一度 SEO で集客できているキーワードに対する広告戦略を考えてみてください。

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