入札価格よりも先に改善すべき3つの項目
5月 15, 2009 | キーワードリサーチ, コンバージョン, 単価・見積もり・入札価格, 品質スコア, 広告
『アドワーズ広告って、やっぱり広告費のことが結構気になるんだよね…』
先日、何かのセミナーをした後だったと思いますが、まだアドワーズをやったことがない人から、こんな一言を頂きました。
その気持ち、よく分かります。
ただ、その延長でアドワーズを実際にはじめると、お金のことばかりが気になるので、入札価格を毎日のように変動させて、結局なにがどうなったのかさっぱり分からないまま、『チャレンジしてみたけど、上手くいかなかった…』という結果に陥ってしまうケースを沢山みてきました。
もちろん、入札価格も大事ですが、それ以上に大事なことがアドワーズにはあります。
お金のことが気になるなら、入札価格は少ないところからはじめて、イケると分かってから徐々に入札価格をアップさせれば良いのです。
キーワード
キーワード選びを間違うと、どんなに良い商品・サービス、どんなに良いランディングページ・マーケティングであろうと、成功の確率が低くなります。
キーワード選びは、いわゆる入口にあたる部分の最も重要な役割を担っています。
見込み客ではない人に対してメッセージを送っているということです。つまり、痩せている人にダイエット商品を販売したり、男性に化粧品を販売(特定の男性によっては、上手くいくかもしれませんが…笑)したりするのと同じことなのです。
まずは、正しい見込客に対してメッセージを送っているかという部分の見直しをしてみましょう。
コンバージョン率
次に大事なのがウェブサイトのコンバージョン率です。
売れないものを広告に出しても、お金の無駄遣いになるだけです。
キーワードが決まったら、その見込客に対して正しいメッセージを送っているかという部分の見直しをしてみましょう。
もちろん、実際に集客をして、反応を見ながら改善していくしかないので、少ないキーワードで、少ない入札価格からテストマーケティングということになるのですが、はじめからある程度上手なランディングページがあるに越したことはありません。
こちらにあるコンバージョン率の高いサイトを作るための101の秘密も、参考にしてみてください。
品質スコア
具体的には、
- 広告文
- クリック率
- グループ分け
- ランディングページ
の改善です。
これらの4つは、お互いに影響を与え、品質スコアを決定していく要因となるので、すべてを包括することもできますが、細かくみてどこに問題があるのかを見極め、改善していくことが大切です。
どこが原因で品質スコアが低下しているのかを調べるには、アカウントの虫眼鏡にマウスオーバーしてみれば分かります。
クリック率が低いなら、広告文でパンチの利いた表現を使ってみたり、キーワードのグループを細かくして、そのキーワードに特化した広告文を作ってみたり、
キーワードとの関連性が薄いなら、さらに細かくグループ分類をして、そのグループに合った広告文やランディングページを作ってみたり、
できることは沢山あります。
上記の3つをある程度のレベルまで改善すれば、入札価格や掲載順位は後から必然的に決まってきます。
入札価格や掲載順位ばかりを気にするよりも、まずは少なめの入札価格からはじめて、キーワード・コンバージョン率・品質スコアの改善に努めましょう。
コメント (2)
いつも大変勉強になり参考にさせていただいております。
さて、モバイルに特化してgoogleアドワーズへ出稿しておりますが、
いろいろ記載されている情報はモバイルでも活用できますでしょうか?
モバイルには効果がない内容やモバイルのみに有効な情報など
あれば記事にしていただければ非常にありがたいと思っております。
藤本さん
コメントありがとうございます。
モバイルのキーワードは短キーワードが多い(モバイル版の Google キーワードツールがあるので、そこで調べれば分かると思います)などの違いはありますが、基本的には同じです。
それに関する記事も、機会があれば書いていこうとは思いますが、逆に、藤本さんが何か気が付いたことがあれば、こちらのコメントでシェアして頂けたら幸いです。