Google Advisor の公開 – 比較広告が含まれます
5月 26, 2011 | SEO 対策, ポリシー, 検索ネットワーク, 海外情報
今回の件は海外の話ですが、海外での Google の動きを理解しておくと、今後の日本での動きも予測できるということで、記事にすることにしました。
まず、このタイトルを理解するためには、比較広告の説明をしなければいけませんよね。
比較広告
2009 年 10 月、海外の Google で [ローン] などのファイナンシャル系のキーワードで検索されたときに、AdWords の広告枠にローンの比較広告が表示されるようになりました。
簡単に説明すると、Google が金融系の比較サイトを AdWords の広告枠に出稿しているという感じです…
そして、金融機関など(広告主)は AdWords の広告を通して、この比較広告に参加するという仕組みです。
日本でもこれらのマーケットは、比較サイトもたくさんあり、とても活発なことを考えると、Google がこのような形で特別扱いするのも不思議ではありません。(Google 社内でマーケットの AdWords 広告費をみれば、それが一目瞭然なワケですし…)
Google Advisor の公開
その延長で、先日 Google Advisor というサイトが公開されました。
Google の説明によると、このサイトでは
- Mortgages – 譲渡抵当、住宅ローン
- Credit cards – クレジットカード
- Certificates of Deposit – 譲渡性預金
- Saving Account – 貯蓄口座(定期預金口座)
- Checking Account – 当座預金口座(普通預金口座)
といったものを、より短時間で簡単に比較・検討できるサイトだそうです。
更に、この比較サイトに提携している会社は、AdWords の広告を通して上記の比較広告を出稿している部分が含まれるという話です。
まとめ
Google は、数週間前に BeatThatQuote.com という金融系の比較サイトを買収した後に、買収前の SEO での違反が判明しペナルティーを課したばかり。(この比較サイトを作るきっかけのための買収で、違反をしていようが関係なかったのかも知れませんが…)
Google の目的としては、
- 活発な業界でユーザーの役に立つサービスを作る
- コンテンツに乏しいアフィリエイトサイトになりがちな比較サイトの模範を示す
- 収益アップ
こんな感じでしょうか。(Google もいろいろ頑張ってます…)