クリック単価は、どの設定単価が採用されるの?

2月 22, 2011 | ディスプレイネットワーク, 単価・見積もり・入札価格, 手動プレースメント, 検索ネットワーク

アドワーズって、上限クリック単価 の設定がいろんなところで出来るので、混乱しませんか?

デフォルトの上限 CPC ・ 手動プレースメントでの上限 CPC ・ ディスプレイネットワークでの上限 CPC

  • デフォルトの上限 CPC
  • 手動プレースメントでの上限 CPC
  • ディスプレイネットワークでの上限 CPC

これが何を意味するのかよく分からない方、更にはキーワード単位の上限クリック単価やグループ単位の上限クリック単価が、どのように影響するのかの徹底ガイドです。

まずは、分かりやすいように検索ネットワークディスプレイネットワーク で分けて説明していきたいと思います。

検索ネットワーク

検索ネットワークの場合は、上限クリック単価をグループ単位で設定しているか、キーワード単位で設定しているかだけを考えれば良いので、意外と分かりやすいのかもしれません。

上限クリック単価をグループ単位で設定すると、そのグループにあるキーワード全てにその上限クリック単価が適応されます。

ただし、キーワード単位で個別に上限クリック単価を設定したものに限っては、キーワード単位の上限クリック単価が優先的に適応されます。

検索ネットワークの上限クリック単価

上記イメージにあるように、キーワード単位で個別に上限クリック単価を設定してないものに限っては、グレーの表示でグループ単位のデフォルト上限クリック単価が適応されます。

ディスプレイネットワーク

ディスプレイネットワーク向けのキャンペーンで、手動プレースメントを指定している(個別の URL に対して広告を出すように手動で URL を設定している)場合、その URL に対して個別の入札価格を設定すると、それが最優先に適応されます。

指定した URL に対して個別の入札価格を設定していない場合は、グループ単位の手動プレースメントの入札単価が適応されます。

更に、手動プレースメント(個別の URL に対して広告を出すように手動で URL を設定)を指定しておらず、グループ内のキーワードだけでディスプレイネットワークの広告配信先を決定するキーワードターゲット広告(自動プレースメント)の場合は、ディスプレイ ネットワークの入札単価か手動プレースメントの入札単価が使用されます。

ディスプレイネットワークの入札価格の設定を、優先順位の高い順番に並べると、

  • プレースメントの個別の入札単価
  • 手動プレースメントの入札単価
  • ディスプレイ ネットワークの入札単価
  • デフォルトの入札単価

という順番になります。

ディスプレイネットワークの入札単価を設定してない場合

ディスプレイネットワークの入札単価を設定してない場合、上記でいうと最も優先順位の低い [デフォルトの入札単価] が適応されるケースですが、ここでちょっとしたトリックがあるので気をつけなければいけません。

ディスプレイネットワークのキーワードターゲット広告(自動プレースメント)で、キーワード単位で個別に単価が設定してある場合、広告グループのすべてのキーワードの入札単価の平均額(広告グループのデフォルトの入札単価とキーワードの個別の入札単価を含む)がディスプレイ ネットワークの入札単価として使用されてしまいます。

まあ、検索ネットワークとディスプレイネットワークをキャンペーンで分けて運営 している人であれば、このような問題にはなりにくいのですが、両方を同じキャンペーンで運用していてディスプレイネットワーク用の単価を設定していない人(特に、アドワーズを初めてやる方 は、知らない間にこの設定になってしまっているケースが多い)は、気をつけなければいけません。

キーワードの個別の入札単価がディスプレイネットワークの単価に影響してしまっていることもあるワケです…恐

何度も言いますが、検索ネットワークとディスプレイネットワークをキャンペーンで分けて運営すれば問題になることはあまりない(ディスプレイネットワークのキーワードに対して個別に単価設定する事故はなくなるハズ)のですが…

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