AdWords で翻訳ツールは使うべき!?

11月 9, 2009 | キーワードリサーチ, 海外情報

先日、AdWords の公式ブログ(英語版)で、Google Translator Toolkit を使って、多言語に対応したアカウントが作成できるようになったという記事がありました。

Google の翻訳ツールと AdWords を組み合わせて使う(データのエクスポート&インポートで、多言語に対応できる)という話です。

話を聞く限りでは、便利そうですよね♪

でも本当はどうなんでしょう…

理想と現実は違うような気がします。

それに関して searchenginewatch.com の Translating Keywords Should Never EVER Happen(キーワードを訳すだけでは上手くいかない)という記事がありましたので、紹介します。

Why doesn’t translating keywords work? Because keywords are the fruit of a language, hanging on the branches of trees that grew and were nurtured in the local climate and are rooted in the local culture. As markers of someone’s intent when they search – they spring from local habits and behaviors that will vary from country to country – or even region to region.

Compare the U.S. and U.K. use of English – the same language. In the U.K., we’re in the habit of saying “holiday” when folks in the U.S. would say “vacation.”

キーワードを訳すだけが、なぜダメなのか? キーワードを果実に例えるなら、現地の気候で育ち、現地の文化に根をはった木に枝がなり、そこに出来た果実そのものである。国々によって、更には同じ国でも地域によって、現地特有の習慣が存在するのです。

同じ言語を共有しているハズのアメリカとイギリスでさえも、休暇のことを “ホリデー(英)” と “バケーション(米)” の違いがあるのに…

この記事では、更に “車の保険” を英語からフランス語に直訳したときに、どれだけの検索数に変化があるのかという実例も述べています。

日本語でさえも、

『マック』とちゃうでぇ、『マクド』や!

といったツッコミを、関西人からされたことがあります…笑 (ちなみに、僕は東京に住んでいますが、地方の訛りがちょっとあるようなので、これに関してはあまり大きなことは言えませんが…)

もちろん、Google の記事にも、マニュアル修正を加えなければいけないということは記載してありますが、単純にツールを使って訳しただけで、『ハイ、多言語に対応したアカウントの出来上がり!』とはいかないですよね。

もちろん、キーワードを単純に直訳するという作業だけではなく、現地特有の習慣を理解した広告など、ちょっとした違いが大きな差となって出てきますしね♪

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コメント (2)

 

  1. ゆきち より:

    私は中国で、中国人向けにAdwordsをやっています。
    自動翻訳どころか、日本人が訳した中国語でさえイマイチです。
    時間の関係で日本人が訳した文章で開始した広告もイマイチでした。
    中国人の知り合いに簡単に訳してもらった広告文を使っただけで、
    クリック率が倍になりました。
    (自動翻訳は問題外です)

  2. グーグル アドワーズ ラボ より:

    ゆきちさん

    コメントありがとうございます。

    やっぱりそうですよね♪

    僕も英語のアカウントを扱ったりすることがありますが、
    英語が出来るつもりでいても、やっぱり現地のことを知らないと
    なかなか上手くいかなかったりします。

    こういった実際の体験を聞かせて頂けるのは、すごく有難いです。

    ありがとうございました。