品質スコアの事実 – 週刊 第 2 号

8月 4, 2009 | 品質スコア

先週の第 1 号に続き、第 2 号です。

Google does not keep track of your landing page Quality Score history.

ランディングページの品質スコアに関する履歴は、追跡しておりません。

ランディングページに関して過去に低い評価を受けたことで、現在の広告のパフォーマンスが悪くなっていると嘆いている人がいますが、それは関係ありません。(もちろん、スラップを受けたサイトも、改善して再評価されれば、過去のペナルティは考慮されません。それから、スラップを受けたドメインがあるからといって、アカウント内にある他の健全なキャンペーンに影響を与えることもありません。)

ランディングページの評価に関して言えば、最新の評価だけが品質スコアに影響します。

A few bad days of test performance will not ruin your Quality Scores.

数日間おこなったテスト広告が、パフォーマンスが良くないからと言って、品質スコアに害を与えることはありません。

これに関しては、Google の説明に付け加えをしなければいけませんね。

『テスト的に何かを加えて、それを数日間放置しておいたら、パフォーマンスが良くなかった。』という場合、どれくらいが数日間なのか、よく分かりませんよね。そして、数日間で決着がつかなかった場合も、もちろんあると思います。

ですが、アドワーズの醍醐味は、テストです!(僕はいつも、アドワーズは広告ツールではなく、テストツールだと考えています。)

『今ある広告のパフォーマンスに満足することなく、常に改善を求めてテストし続けることが、全体的なパフォーマンスの向上を生み出すので、たまに良くないテストを行うことぐらいは気にするな!』

『テストで負けるのは一時的だけど、勝ったテスト結果はずーっと使える』

考え方としては、こう在るべきでしょう。

Changing a keyword from broad to exact match will not improve its Quality Score.

キーワードを部分一致から完全一致に変更しても、品質スコアは上がりません。

部分一致で設定したキーワードも、クリック率や品質スコアなどを計算するときは、完全一致で表示された時のデータを利用しているので、キーワードのマッチタイプは品質スコアに影響を与えることはありません。

これに関しては以前の記事、

キーワードのマッチタイプによって生じるクリック率の違いは、品質スコアに影響するのか?

も参考にしてみてください。

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コメント (1)

 

  1. もも太 より:

    ちょっとした失敗でくよくよしたり、やる前から失敗するんじゃないかと不安になることがよくある僕にとっては、とても重要な考え方を教えてもらえました。

    ひらめきと素早い決断を大切にしたいですね。

    今日の話を聞くと、広告のテストもサイエンスのようでいて実はアートの要素が大きいような気がします。