コンテンツマッチの広告が表示されなくなりました!
6月 16, 2009 | ディスプレイネットワーク, 単価・見積もり・入札価格, 品質スコア
先日、このブログを読んで頂いている方から、こんなコメントを頂きました。
検索とコンテンツサイトで表示されていた広告が、いきなりコンテンツでの表示がなくなりました。(単価は充分だと思ってます)こういう現象は、広告の品質が悪いということなんでしょうか。
お忙しいところ、お手数ですが、分かる範囲で教えていただけないでしょうか?
宜しくお願いいたします。
正直、よくわかりません…
アカウントもみれないですし、頂いた情報が少なすぎるので、答えに困りました。こちらから、『どこがどうなってますか?』 と細かく質問するほど、暇ではありませんし…
しかもこの方、以前にもご質問を頂いたことがあって、その時も返信の最後に、
『今後このようなご質問がある場合は、他の皆さんにもシェアできますので、ブログのコメントに頂けると幸いです。』
というお願いをしていたのにも関わらず、そして、その答えになるヒントはこのブログに書いてあるのにも関わらず、それを読みもしないで質問だけを何度もしてくるその態度から、『無視してしまえ~』 とも思いました。
…
でも、どうしても無視する罪悪感が拭いとれなかったので、このブログで『僕がその立場だったら、まず何をするか』 ということしか書けませんが、ヒントになると思うので紹介します。
※ 以下、検索ネットワークとコンテンツネットワークに出している広告の表示URLが同じ、という前提で話します。
設定したばかりのコンテンツネットワークは不安定!?
長い間、同じキャンペーン(キーワード)で運営していて突然、表示回数が減ってしまったのであれば別の理由だと思いますが、こちらの記事にもあるように、設定したばかりのコンテンツネットワークは不安定になることが多いです。
改善策は、広告文を変更して関連性を改善すると同時に、クリック率をアップさせることでしょうか…
短期的に一喜一憂するのではなく、焦らずじっくり育てていくことも必要ですよ。
1 日の予算が低すぎる
検索ネットワークとコンテンツネットワークをキャンペーンで分けていることを前提で話してますが、検索の広告は表示されているのに、コンテンツネットワークでは表示されない可能性として、キーワードの単価は高いが、そのキャンペーンの予算が低すぎるのかもしれません。
確かこちらに、かなり昔に作成した1日の予算についてのビデオが…
どこに問題があるか調べる
上記の理由でないのであれば、単純に、
- 単純にクリック率の低下による品質スコアの低下
- 競合が増えた
- 人気キーワードだったが、時間と共に人気が無くなった (以前、コンテンツマッチで買った “サブプライムローン” とか “リーマンショック” といったキーワードがモロこれでした♪)
という可能性もあります。
まあ、いきなり表示がゼロになったという場合は、この理由はあまり考えにくいですが…
プレースメントターゲットで設定してみる
それまでどこに広告が表示されていたのかを調べてみるのがベストでしょう。
その方法はこちらにあります。
コンテンツマッチで、売れているサイトをみつける方法(古い管理画面)
コンテンツマッチで、売れているサイトをみつける方法(新しい管理画面)
表示が多いURLがみつかったら、プレースメントターゲットのキャンペーンを作って、URL指定で設定してみてはどうでしょうか?(もちろんすべてのURLを指定できるとは限りませんが…)
アドセンス側の原因
海外ではユーザーが Google に対しレポートを送ったことで、コンテンツマッチの広告のインプレッションを失ったという事例もあるようです。(Google の返事の中では、特にダイエット業界の広告でそれが起こったという話です。)
若しくは、広告があまりにも卑劣で、アドセンスの設定でフィルタをかけられ、広告をブロックされたのかもしれませんね。
まあでも、広告が表示されていた場所が広範囲であればあるほど、同時それが起こる可能性は低いですので、とりあえずは上記にも書きましたが、それまでどこに広告が表示されていたのかを調べてみるのが良いと思います。
検索ネットワークの広告は表示されているようなので、理由としてはこのへんのところではないでしょうか?
コンテンツマッチのキャンペーンは、グループ単位でテーマが決まるので、キーワード単位で品質スコアを調べることができない (新管理画面になって数字は表示されるようになりましたが、実際に使われている品質スコアではない) ので、原因を突き止めるのが難しいですが、その反面、広告文で何とかなることが多いです。 (グーグルスラップを受けている場合は除く…)
これを読んでいる方で、別の理由が思い浮かぶ方は、このブログにコメント頂けたら幸いです。
P.S.
この記事を書いておいて矛盾しているかもしれませんが、このコメントを頂いた〇木様へ。
人にアレコレ聞くよりも、ご自身で調査して、考えて実験してみたほうが、絶対に為になりますよ♪ (大抵の情報は、このブログにもネット上にもあると思いますし…)
仮に、やったことが間違いであったとしても、そこから学ぶことは多いですしね。
頑張ってください!
コメント (3)
鷲見さん
はじめまして!
最強ブログのTATEZO-と申します。
いつも有益な情報を配信して頂きましてありがとうございます。
私もGoogle Advertising Professional の
認定のプロのはしくれでありますが
鷲見さんの情報収集能力と研究心と
解析能力には敬服しております。
今回の様な質問は私も良く頂くのですが
本当に無視するのは心苦しいは
貴重な時間は取られるは
返信してもその後の報告も無い方が多いので
メールでの質問はどこまで対処していいのか今後の課題です。
本当に日本は甘えん坊が多くて困ります。
ところで今回の件ですが
私のクライアントやカスタマーの例では
この状態に似たケースが発生した場合
大体はランディングページに問題がある事が多いです。
広告グループのクリック率が高いと
定期的に目視によるチェックが入ると思いますが
その際にAdsBotでは拾いきれなかった問題点を
スタッフが目視で発見して掲載を取りやめたか
品質スコアを下げられたのかもしれません。
ご存知の様にコンテンツターゲットでの
クリック率は個別サイト毎に評価されますので
平均クリック率はなんら広告グループ全体には影響を受けません。
もちろんクリック単価は重要ですが
ランデングページの品質スコアが低ければ
まったく掲載されません。
今まで表示されていた広告が
急にコンテンツネットワーク全体で表示されなくなった場合の
理由の多くはランディングページにある事がほとんどです。
特にアフィリエイトサイトの様なページでは注意が必要です。
ほとんどの場合は
アドワーズ広告掲載ポリシーと
Googleウェブマスターガイドラインに
沿っているか良く見直せば
何故広告が表示されないのか解るはずです。
Googleの公式サイトの日本語??は
確かに解りにくいのですが
理解する努力は利用者として当然行うべきです。
鷲見さん!
こういった手のかかる質問者には
アドワーズのヘルプを読めば解りますと答えたら
不親切すぎるでしょうか?(笑)
ビジネスで成功してもらうのが私達の仕事ですので
時にはカスタマーの為に鬼になる事も必要なのかもしれません。
(なかなか鬼にはなれなせんが・・(笑))
では、突然の書込み失礼致しました。
鷲見さんは日本のGoogle Advertising Professional の中でも
最も世界のTOPクラスに近い方だと思います。
これで、SEOが得意なスタッフでもいれば鬼に金棒でしょう。
小川さんのネットワークにはSEOの達人も多そうですね!
ともあれアドワーズに関しては
鷲見さんのブログは最強ですので
私のカスタマーや商材購入者にも
自信を持ってお勧め出来ます。
残念ながらアドワーズ関連の教材は販売してないんですよね?
今こそ、一時的にしか通用しないようなテクニックやノウハウではなく
本物のプロが書いた教材が必要な時代だと思います。
このままでは、2年もしないうちにPPCアフィリエイトなど
まるで通用しないようなAdsBotに進化してしまう気がします。
今後はSEOすら解らない人は太刀打ち出来なくなるでしょう。
まぁ、一般の優良なアドワーズ利用者にはなんら
心配はいらないと思いますけど・・・(笑)
TATEZO-
TATEZOさん
コメント頂き誠にありがとうございます。
お褒めのお言葉も、ありがとうございます。
(有益と思って頂ける人が、1人でも多くいることを再確認できるので、大変嬉しく思います。)
> ランディングが原因…
確かに、それもあると思います。
でも、検索のほうでは問題なく表示されていると仰っていたので、どうなんだろう??? と思って、あえて書かなかったのですが… (今まで、散々それについて書いてきましたし…)
本文中に、 『※ 以下、検索ネットワークとコンテンツネットワークに出している広告の表示URLが同じ、という前提で話します。』 という断りを入れたのは、ランディングに問題は無いと仮定してという意味で書きました。(それも断定はできませんが…)
でもやっぱり、アカウントをみないと分からないですね…泣
>でもやっぱり、アカウントをみないと分からないですね…泣
ですね!
無慮で聞きたがる人の方が
手がかかります。
自分でしらべてもらいましょう(笑)