詳細な所在地オプションの使用開始

3月 25, 2011 | 広告, 検索ネットワーク

先日のアップデートにより、よりアドバンスな地域ターゲティングができるようになりました。

そもそも、アドワーズの地域ターゲティングを使用した場合、いろんな方法で広告が表示される可能性があることをご存知でしたでしょうか?

例えば、横浜にある歯医者さんがアドワーズを使った場合、キャンペーンの設定で横浜を設定し、[歯医者] というキーワードを設定したとします。

この場合、下記のユーザーに広告が配信されます。

  • 横浜に実際にいる人が、[歯医者] というキーワードで検索した場合
  • 日本全国から、[歯医者] というキーワードに加え [横浜] に関連するキーワードで検索した場合(つまり、大阪からでも [横浜 歯医者] と検索した場合に、広告が表示される可能性がある)

今までは、地域ターゲティングをした場合に、上記の表示方法を選択することは出来なかったのですが、新しくどちらか一方のユーザー限定で広告を表示することができるオプションが加わりました。

ターゲット設定方法

実際の使用には、キャンペーンの設定から、[詳細な所在地オプション] を選択します。

詳細な所在地オプションの設定方法

これにより、

  • 所在地または検索目的を使用してターゲット設定(過去の地域ターゲティングと同様のデフォルト使用)
  • 所在地を使用してターゲット設定: 端末ベースの位置シグナル(その地域に実際にいるユーザーのみをターゲットとする場合)
  • 検索目的を使用してターゲット設定: ユーザー クエリ内の所在地に関する語句(検索キーワードにその地域に関する語句を含む検索ユーザーのみをターゲットとする場合)

を使い分けることが出来ます。

とは言え実際には、横浜にある歯医者さんがアドワーズを使う場合には、地域ターゲットを横浜にしていして [歯医者] というキーワードを設定する以外にも、 [横浜 歯医者] といったキーワードも設定することで、より的確に広告を表示させる機会を確保することをオススメします。(確か、日本は IP の地域指定がうまくいかないケースが多いから、両方設定することがより有効だという話をどこかで聞いたことがありますので特に…)

除外設定方法

更に今回、除外地域の設定方法にも、上記の 2 通りのオプションが追加されています。

除外設定方法

例えば、横浜の歯医者さんが、県外の人たちに向けたキャンペーンを行った場合(例え話ですよ…)、[検索目的を使用してターゲット設定: ユーザー クエリ内の所在地に関する語句] を使用して、更に [所在地のみに基づいて除外設定] を除外と設定することで、横浜以外の方々限定で、[横浜 歯医者] と検索した人をターゲットにする、といった使用方法が出来ます。

地域密着型サービスの方は是非、活用してみてください。

P.S.

いろいろあって、ブログ記事の更新を控えておりましたが、立ち止まっていてもしょうが無いので、今の僕に出来ることをはじめていきたいと思います。

東日本大震災による被災者とそのご家族、心からお悔やみを申し上げます。

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