AdWords パフォーマンスを競合と比較できるツール

8月 31, 2010 | 便利ツール, 検索ネットワーク, 海外情報

管理している AdWords アカウントが、競合他社と比べてどれくらい良いのか(悪いのか)、気になったことはありませんか?

実は英語圏では既に、AdWords アカウント内で競合と比較できるツールの開発が進んでいます。

Analyze competition(英語ヘルプ)

というツールなのですが、今まではベータ版で一部のアカウントしか利用できなかったものが、英語のアカウント全てで利用できるようになりましたという発表がありました。

一部のアカウントでテストした後に、英語のアカウントで利用できるようになったという事は、いつもの流れからすると、近いうちにインターナショナルのアカウントでも使用できるようになるということです。

下記に使用方法をご紹介しますので、今から準備しておくと良いでしょう。

概要

管理している AdWords アカウントが、競合他社と比べてどれくらいのパフォーマンスなのかを 5 段階の評価などで知ることが出来るツールです。

競合と比べることで、管理している広告の良し悪しを知るだけではなく、改善できるポイント(改善すべきポイント)を、競合のデータから知る事が出来ます。

Analyze competition - AdWords パフォーマンスを競合と比較

アカウント内にある、[最適化] のタブから使用開始です。

ステップ 1.指標の選択

評価する指標を、

  • 表示回数
  • クリック数
  • クリック率
  • 平均順位

から選択します。

ステップ 2. カテゴリの選択

設定しているキーワードやその他の指標から、Google が自動的にカテゴリの提案をしてくれるので、その中から類似した商品・マーケットを選択し、比較します。

ステップ 3. 解析

5 段階の評価と、グラフで分析することが出来ます。

Analyze competition - 比較グラフ

更に、以下の選択も可能です。

  • カテゴリの細分化
  • キャンペーン単位・グループ単位の選択
  • 地域ごとのパフォーマンス

ステップ 4. 改善点

[Explore ideas] というボタンから、改善の提案をみることが出来ます。

※ これらのデータはあくまでも一つの指標であり、実際に取り扱っている商材や、サイトの目的によって、平均以下だからといって “悪い” と決めつけるのは良くないですが、参考になるデータであることは間違いないと思います。

※ このツールを使っても、競合が誰かを具体的に知ることはできません。あくまでも、ベンチマークの指標として使います。

※ 利用できるのは検索ネットワーク限定です。

日本語のアカウントでも利用できる日が、待ち遠しいですね。

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コメント (5)

 

  1. propo より:

    す、すごすぎる。

    発想が凄いですね。

  2. グーグル アドワーズ ラボ より:

    propo さん

    いつもコメントありがとうございます。

    スゴイですよね~
    Google は…

  3. イム より:

    いつも、ご参考にしてます。

    googleを使いこなしたいな^^

    今後ともよろしくです~

  4. ゆきち より:

    これで、競合他社との比較をより細かく分析するということは、

    結局、CPCの上昇を招く事と直結しませんか?

    さすが、Googleは利益を確保するのが上手です。w

  5. グーグル アドワーズ ラボ より:

    イム さん

    コメントありがとうございます。

    そうなるために、このブログから引き出せるものがあれば、是非お持ち帰りください…w

    ゆきち さん

    いつもコメントありがとうございます。

    さすが、目の付け所が違いますね。

    確かに、広告主にもっとお金を使ってもらうための施策ではあると思います。

    でも、広告主がそれを見て、どう動くかは自由ですし、そこはいつものように、Win-Win のバランスは保たれていると思いますけどね。