新しいキーワードのマッチタイプが開始されました
5月 13, 2010 | キーワードリサーチ, 検索ネットワーク, 海外情報
部分一致の追加機能です。先日、UK と Canada で新しいキーワードのマッチタイプが開始されたという発表がありました。
Modified Broad Match (日本語でどのように訳されるのかわかりませんが、モディファイド 部分一致とか部分的に修正された部分一致といったニュアンスの表現になると思います。)と呼ばれるもので、簡単に言うと、部分一致とフレーズ一致の中間に位置づけられたマッチタイプです。
部分一致には拡張機能というのがあったので、それに悩まされていた人も、少なくないかもしれませんが、これを使う事で、拡張機能を制限することが出来ます。
部分一致の拡張機能が分からない人もいるかもしれませんので、ちょっと補足を加えておきます。
例えば、『アメリカ 航空券』というキーワードを部分一致で設定したとします。
この場合、部分一致なので 『格安 アメリカ 航空券』『アメリカ 往復 航空券』などで表示されることは理解できると思うのですが、その他にも『ニューヨーク 航空券』『米国 フライトチケット』などでも表示される可能性があるというのが拡張の意味です。
つまり、そのキーワードを含んでいなくても、Google が関連性があると判断すれば、広告が表示される可能性があると言う意味です。(表示されるかされないかは、その他いろんな要素がからんでくるので、必ずというワケではありませんが…)
この機能を実際に使用するには、拡張させたくないキーワードの前に “+” プラスの記号を付けて設定します。(通常の Google 検索で使える “+” 検索を知っている人は、何となくイメージが付きやすいと思います。)
図で説明すると以下の通りです。
つまり、部分一致の拡張によって意図していなかった検索クエリに対して広告が表示されていたのが、今回の機能を使う事で、より精密にコントロールできるようになったという事です。
部分一致の拡張機能は、除外キーワードを上手く使えば、とてもありがたい機能なので、一概にどちらが良いというワケではありませんが…
現状では、UK と Canada(アメリカでも設定はできるみたいですが、上手く機能しない事があるという報告アリ)でのベータ版のようですが、そのうち日本でも利用できるようになるハズです。
アップデート 2010 年 7 月 20 日
日本でも、『絞り込み部分一致』という呼び方で、利用可能の発表がありました。
コメント (2)
つまり、Modified Broad Match とは、
指定したキーワードが最低でも1つは含まれる
部分一致という理解でよろしいでしょうか?
これは余分なクリックを排除しつつ、より多くのターゲット顧客に
アプローチ出来る良い方法だと感じます。
ゆきち さん
> つまり、Modified Broad Match とは、
> 指定したキーワードが最低でも1つは含まれる
> 部分一致という理解でよろしいでしょうか?
おおむねその理解で良いかと思います。
厳密には、『指定したキーワードが最低でも 1 つは含まれる』というよりは、『+ の記号を付けたキーワードが含まれる』という感じです。