キーワードのステータス・広告のステータスのいろいろ…
9月 29, 2009 | キーワードリサーチ, レビューと解析, 広告
AdWords を運営していると、ステータスの欄に知らないメッセージが出てきて、ちょっとドキッとすることがありますよね。
そんな、キーワードのステータス・広告のステータスのいろいろをまとめてみました。
キーワードのステータス
広告シェアが低い: 表示可能な回数に対して、広告が表示された割合に表示されます。表示順位が低すぎるため、入札単価を高くするか、品質スコアの改善が必要です。
検索ボリュームが少ない: こちらの記事でも紹介しましたが、長期間にわたり Google 検索において検索がほとんどおこなわれなかったキーワードは、”検索ボリュームが少ない” となり、一時的に広告が停止されることがあります。この状態は一時的なものであり、今後トラフィックを集めることができると判断されたキーワードは、自動的に再開されます。
※ キーワードのステータスに関しては、検索ネットワークの場合は理解できるのですが、コンテンツネットワークの場合に、このようなステータスになることもあります。(キーワード単位で広告が表示されるわけではないので、この表示が出ることにちょっと違和感を感じますが、コンテンツネットワークの場合は無視して良いでしょう。)
広告のステータス
審査中: どこにも掲載されていません。
審査待ち: Google の広告掲載のポリシーに基づく広告の審査が完了していない状態ですが、この状態でも Google 検索ページには掲載されます。(検索パートナーやコンテンツ ネットワーク上のプレースメントには掲載されません。)
承認済み(制限付き): 広告は選択した地域の一部では表示されません。一部の国によって法律が違っていたりする場合などです。
承認済み(成人向け・アダルト向け): その名の通りです。イメージ広告や動画広告などの広告タイプによっては一般向けの広告だけが許可されていたり、Google ネットワークのサイトやサービスによっては、「アダルト」だけでなく「成人向け」に分類された広告も承認されない場合があったり、細かいルールが存在します。
コメント (9)
始めまして、いつも大変勉強させて頂いております。
ところで、今回の記事の広告のステータスの件で質問があるのですが、
効果が薄れてきたキャンペーンなどに対してグループの再編成などの最適化を行うようにしているのですが、広告の審査にかかる時間が異常に長くなってしまったように感じます。長いものだと一週間かかるものもあります。
グループを作り直すとなると、広告も再度作り直さないといけないわけで、それだけ時間がかかってしまうと思うと中々頻繁に再編成などが出来ない⇒新しい事にチャレンジ出来ないという悪循環に陥ってしまいます。
こういう状況が私どもだけなのか、それとも皆同じ場合どの様に対応しているのがお聞かせ願えたらと思います。
お忙しい中大変恐縮ですが、お知恵をお貸し頂けませんでしょうか。
佐藤さん
コメントありがとうございます。
広告が審査待ちとアカウント内に表示してもらえるようになっただけで、審査のスピードは以前と変わらないみたいですよ…(表示されるようになったが為に、遅いと感じるようになっただけという話です。)
以前のキャンペーンやグループを残しながら、徐々に移行していけば良いのではないでしょうか?
なるほど。変わってないんですね。心理の問題なのでしょうか?
少々、面倒ですが残しつつ移行していくしかなさそうですね、、、、
アドバイスありがとうございました。
また何かありましたらご相談させて頂く事もあると思いますので、宜しくお願い致します。
次回の記事も楽しみにしております!
鷲見さま
いつも興味深く拝見させていただいております。
今回は質問がございまして投稿させていただきました。
管理画面上でデータを見ていたところ、ステータスがアクティブになっているにも関わらず、以下の表示エラーとなっているキーワードを発見しました。
——————————————————————————-
今広告は表示されていますか?
→いいえ
この検索キーワードは、他のキャンペーンや広告グループの広告に既に関連付けられています。特定の検索キーワードで表示されるページに掲載できる広告は、広告主様につき 1 つのみです。1 つの検索キーワードに対して掲載可能な広告が複数ある場合は、その時点で最もランクの高い広告が掲載されます。
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このエラー自体は、同一キーワードが複数入稿されている場合に発生する現象という認識があったため、重複入稿がないかどうか調べてみたものの、実際には重複はありませんでした。なお当該キーワードは、完全一致/部分一致の両マッチタイプで入稿されていましたが、ともに上記エラーにより運用が停止しております。
ひとつ思いあたる点としては、当該キーワードは、3語で構成される複合ワード「A+B+C」であり、別途「A+B」の2語で構成されたキーワード(部分一致)が高額で入札されていました。そのため、ほとんどの表示が「A+B」の部分一致に食われ、当該キーワードは完全一致/部分一致とも表示されていなかった可能性があります。しかしこうした現象は、当然ですが他のキーワード間でも発生しており、にもかかわらず、実際に表示がストップしていたのは当該キーワードのみでした。
上記の現象の原因について思い当たるところがございましたらご教示いただければ幸いです。
長文失礼いたしました。
どうぞ宜しくお願いいたします。
桶狭間さん
コメントありがとうございます。
既にかなり詳しく説明して頂いているので、ご自身でも気が付いていると思いますが、「A+B+C」のキーワードより部分一致の「A+B」の入札価格が高くても、どちらが採用されるかは、広告ランクの問題ということですよね♪
鷲見さま
ご返信ありがとうございました。
表示される広告が広告ランクによって決まる点は理解しているのですが、今回疑問に感じたのは、広告ランクによって表示に偏りが生じた際、表示されなくなった側のキーワードが結果的に「表示エラー」になってしまっている点です。
「検索ボリュームが少ない」ということで表示されなくなるのであれば、まだ理
解はできるのですが、こういったケースで表示エラーになってしまったのが初め
ての経験だったため、原因がわからず戸惑っている次第です。
今回のようなケースにおける表示エラーは、特別珍しいことではないのでしょう
か?
桶狭間さん
なるほど!
貴重なご報告ありがとうございます。
何か情報が入りましたら、また別の機会にご報告させて頂きますね。
鷲見さま
ありがとうございます。
もしこの件について情報等ございましたらご共有いただけると幸いです。
今回のようなエラーは、ダウンロードしたデータや管理画面上から一目でわかるようになっていると助かるのですが(例:「検索ボリュームが少ない」「First Page Bidを下回る」などのエラーは一目で確認できるようになっておりますが)、今回のエラーは管理画面上のキーワードステータスにある吹き出しマークの部分に、マウスポインタをひとつひとつ当てて確認するしか方法がないため、確認の見落としがあると、広告が表示されていないことに気付けません。また、この確認作業が意外と面倒だったりします。
ダウンロードしたデータでもステータスは「アクティブ」となっており、これでは広告が非表示になっていることが認識できません。
もしかしたら、実は一目で確認できる方法があるのかもしれないのですが、現状は重要キーワードのみひとつひとつマウスポインタを当てて、確認している次第です。
もしこの辺りのことについても、情報等があれば記事にアップ(もしくはコメント)いただければ幸いです。
それでは、引き続き鷲見さまの記事を楽しみにしております。
コメントありがとうございました。
ごめんなさい。分からないです。