AdWords のレポートは、できれば 1 ヶ月後に…

9月 16, 2009 | コンバージョン

AdWords には、コンバージョンが成立する日と、アカウントにカウントされる日に “ズレ” があることをご存知でしたでしょうか?

クリックしたその日に何かに申し込んで、コンバージョンのページに辿り着けば良いのですが、お気に入りに保存して、数日後にコンバージョンのページに辿り着いたとか、とりあえずメルマガに登録して、メルマガを読んでいるうちに申し込みする気分になり、何日か後になってコンバージョンのページに辿り着くケースは、多々存在します。

AdWords ではコンバージョンが発生しても、その日にコンバージョン数がカウントされるのではなく、それに対してクリックが発生した日をさかのぼって、アカウントにはクリックが発生した日にコンバージョン数がカウントされます。(クッキーは 30 日間保存されています。)

アドワーズのコンバージョンがカウントされる日

つまり、先月のパフォーマンスと題した 8 月の月次レポートを、9 月 1 日に作成するのと、30日以上たってからの 9月 31 日に作成するのでは、コンバージョン数が違う可能性が大きいのです。

Overture の場合は、コンバージョンが成立した日にコンバージョン数が加算されるので、その月にクリックがゼロなのにコンバージョンが成立しているという不思議な現象も起きます。(若しくは、クリック数よりもコンバージョン数の方が多いなんてことも…)

オーバーチュアのコンバージョンがカウントされる日

詳細は、SEO対策の薬箱にある OvertureがAdwrodsよりコンバージョンが高い理由 の記事が参考になると思います。

過去記事の リスティング広告(PPC広告)代理店の本音 ではありませんが、これを考えると、代理店として AdWords のレポートを出すときは、できれば 1 ヶ月後にレポートを提出したいと思ってしまいます。

でも、当然クライアントは、7 月のパフォーマンスは遅くても 8 月の中旬にみたいと思っているので、そんなわけにはいきません。月が終わればスグにレポートを作成して提出しなければ、信用ガタ落ちなので、本当なら、もう少しコンバージョン数が増えるのにという未練を残しながらレポートを提出しなければいけません。

ちなみに僕のクライアントには、ランディングページで資料請求をしてもらい、その後のフォローで購入まで至ったらコンバージョン成立というクライアントがいるのですが、その場合はコンバージョンページに辿り着くまでに、平均で 1 週間ぐらい必要なので、いつも時間差が生じます。(資料請求をしてもらった後のページがコンバージョンページだったら良いのに… と思いながら、逆にそういう場合に限って、レポートを月の初めに欲しいとお願いされるんですよね…笑)

もちろん、その事実をクライアントにも理解してもらってはいるのですが、気分的な問題かもしれませんが、コンバージョン数は多いに越したことはないですもんね♪

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