"検索ボリュームが少ない" の表示を回避する方法

8月 27, 2009 | キーワードリサーチ, ディスプレイネットワーク, 品質スコア, 検索ネットワーク

AdWords アカウントを管理していて、キーワードのステータスに、”検索ボリュームが少ない” と表示されてしまった経験ありませんか?

検索ボリュームが少ない

長期間にわたり Google 検索において検索がほとんどおこなわれなかったキーワードは、”検索ボリュームが少ない” となり、一時的に広告が停止されることがあります。

原因としては、キーワードがあいまいである、特殊すぎる、誤字が含まれている、などのさまざまな理由から、ユーザーの検索との関連性が低くなっていることが考えられているようです。

この状態は一時的なものであり、今後トラフィックを集めることができると判断されたキーワードは、自動的に再開されます。

っと、まあここまでが普通の説明です。

ところが、検索ボリュームが少ないと判断されたキーワードを実際に Google で検索してみると、自分以外の AdWords 広告が出ていることがあるのです。

『なぜ自分の広告だけ強制的に停止されて、他の人たちは普通に広告が出ているの?』 っと言いたくなりますよね。

とりあえず、これに対する Google の見解は以下です。

These ads are not showing for your exact keyword, but are being matched to other variations of the term due to our expanded broad match feature.

Moving forward, you can either:

* wait until your keywords begin to drive more traffic, as this will cause your terms to reactivate automatically
* edit your keyword list to include terms that are less specific (higher volume keywords)

これらの広告は、検索キーワードに対して完全一致で設定されたものではなく、部分一致で設定された広告が、部分的にキーワードとマッチしているので表示されています。

その検索キーワードに対して広告を出すためには:

* 自動的に再開されるまで待つ。
* より一般的でボリュームのあるビッグキーワードを設定する。(おそらく部分一致でという意味…)

って、言ってることはよく分かります。

でも、完全一致で設定しているからという理由だけで表示されないのは、なんかおかしい気がします。そういうシステムだからと言われればそれまでかもしれませんが、もう少し詳しい説明が欲しい。

検索ボリュームが少ないという時点で、それほど気にするべきキーワードではないことは分かりますが、ロングテールが大事だということも忘れてはいけませんし…

最近は、Google 検索ネットワークよりも、コンテンツネットワークに力を入れているので、このへんの細かなキーワードに関しては、あまり気にしてませんが、でもなんか気持ち悪いですよね。

まあ、解決法は上記の通りなので、それに習うしかないのかもしれません。

余談になりますが…

“検索ボリュームが少ない” と表示されているキーワードが存在したとしても、アカウント全体の品質スコアに悪影響を与えることはありません。(アカウント全体に影響を与えるクリック率は、検索ネットワークで実際に表示された広告に限っての話で、広告が表示されなかった場合や、自動的に停止されたもの、一時停止・削除された時のクリック率 0% は、影響しないということです。)

それからコンテンツネットワークでは、グループ単位でテーマを作ることで広告配信先が決まるので、キーワード設定で “検索ボリュームが少ない” と表示されていても大丈夫です。

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