レポートを使ったレビューと解析方法

6月 23, 2009 | レビューと解析

今回の記事は、データ管理についてちょっと難しい話になるかもしれませんので、数字が嫌いな人は毛嫌いしちゃうかもしれませんので、注意してください。(数字が嫌いな時点で、AdWords には向いてないのかもしれませんが…笑)

レビューの基本は、キャンペーン単位やグループ単位でまず大雑把にレビューして、そこで問題のあるところを、更に深掘りして細かくみていくというのが基本です。

新管理画面でかなりレビューしやすくなったものの、特にアカウントが大きくなってくると、管理画面をみているだけでは、問題や改善点を見つけるのが困難なことがあります。

例えば、広告文についてレビューしたい場合。

広告のレポート

レポート機能を使って、広告のレポートを出すと、キャンペーン&グループに分かれたレポートが作成されます。

でもはじめに書いたように、まず知りたいのは 『キャンペーン単位やグループ単位でまず大雑把にレビュー』 したいのです。

そんな時に便利なのが、エクセルのピボットテーブルです。

ピボットテーブルに関する情報はこちらが参考になるのではないでしょうか
ピボットテーブルとは
ピボットテーブルの作成方法

こうすることで、キャンペーン・グループ全て含めた広告文に対するレビューができます。

ピボットテーブル

鋭い人は、『広告文を分けるためにグループ分けしているのに、それを混ぜるのは全く意味が無い!』 と思うでしょう。

まさしくその通りです。(少なくとも、Google の検索ネットワークに対する広告に関して言えば、それが正解だと思います。)

でも、コンテンツマッチの広告は、同じものを使いまわすことが多い(大きく属性が異なる場合を除けば、同じ広告文を使いまわしても OK ですし、Google検索では、黄金のルールだった広告文のタイトルにキーワードを挿入するというのも必要ありません。)ので、このレビュー方法は役に立つのではないかと思います。

それから、キーワードに対する品質スコアを調べるのは簡単ですが、広告文に対する評価は関連性やクリック率が絡んでくるので、分かりにくいと思います。

でも広告単位でレビューすることで、その広告に対するクリック単価を調べる事も出来るのです。そこから、ユーザーが好みの広告、Googleが好みの広告を判別し、決断していくこともできるでしょう。

もちろん、広告文だけでなく、他の項目をレビューするときにも、このピボットテーブルは活用できますので、便利な使い方をあなた自身で考えて、活用してみるのも良いでしょう。

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