アダルト向け広告をアドワーズで出す方法

5月 26, 2009 | ディスプレイネットワーク, 広告, 検索ネットワーク, 海外情報

ちょっと不真面目なタイトルですが、意外と知られていない部分なので、記事にしてみました。

Googleは真面目な会社なので、『それは無理でしょう♪』 と想像してしまいがちですが、条件をクリアしていればアドワーズでアダルト向けの広告を出すことは可能です。

とりあえず、広告審査で

  • 一般向けコンテンツ
  • 成人向けコンテンツ
  • アダルトコンテンツ

のカテゴリに分けられるそうです。

お酒などの広告は成人向けとされ、アダルトにはちょっとエッチなモノが含まれるという理解でしょうかね?

もちろん、あまりにも過激なものは広告に出せませんが、合法的なアダルトビデオや、大人のオモチャなどは、

  • 広告文に “18禁” を含める
  • ランディングページには、年齢認証のページ(18歳以上ですか? の質問に、Yes/No のクリックで答える)が必要

という条件をクリアしていれば、アドワーズ広告を出すことができます。

一般向けとアダルト向けの境界線

ちょっと気になって調べてみたのですが、”ローション” や “コンドーム” といったキーワードで検索すると、18禁の文言なしの広告が出てきます。どう考えても子供の商品だとは思えませんが、これらはアダルトグッズに入ってないのでしょうか?

※ あくまでもリサーチのために調べたのであって、購入目的で調べたのではありません…笑

その場合でも、サイト内のリンクを辿っていくと、18禁の文言が必要だった商品にたどり着けてしまうので、どうかと思うんですが。

それから、下着などはどうなるんでしょうね。海外では、下着の写真がちょっとセクシー過ぎて、広告が止められた例もあるようですし…

もちろん、国によっても多少の違いはあると思いますし、そのへんの境界線って、微妙ですよね。

英語圏では、Family safe(家族や子供に見せても良い)か、 Non-Family Safe(家族や子供に見せられない)という記述がされていますが…

コンテンツマッチの広告

コンテンツマッチも、アダルト広告を厳しく取り締まっています。

その背景には、

  • 誠実にAdSenseをやっている人への配慮
  • Google検索の場合は、セーフサーチフィルタの設定で、ある程度のコントロールができるが、コンテンツマッチはそうでない
  • Google検索の場合、検索キーワードによって、成人向けとそうでないものとの区別ができるが、コンテンツマッチはそう簡単にはいかない

というのがあるのだと思います。

もちろん、AdSenseのポリシーにも、成人向けコンテンツのあるサイトにアドセンス広告を張るのを禁止しています。

ただ、少し疑問に思ったのが、”成人向けコンテンツ” のあるサイトにアドセンス広告を張るのを禁止しているにも関わらず、広告主側では、コンテンツマッチのカテゴリの除外で、”性的内容を示唆するコンテンツ” を許可する・許可しないの選択ができるということです。

恐らく、”成人向けコンテンツ” と “性的内容を示唆するコンテンツ” 、この表現の仕方こそが、グレーゾーンとそうでないゾーンの違いなのかもしれませんね。

PS

成人向けといっても、ギャンブルの広告は、日本では禁止されてます。

PPS

アダルトではないですが、こんな面白い広告も発見しました。

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