グーグルスラップの対処法(Google Slap対策)
5月 22, 2009 | グーグル スラップ, コンバージョン, 品質スコア
今までも、グーグルスラップについては、何度か記事を書いてきました。(グーグルスラップについての過去記事はこちらのカテゴリーを参照)
簡単にまとめると、
有益なコンテンツを提示しましょう!
ビジネスを分かりやすく説明しましょう!
申し込みまで辿り着くまでの時間を短くしましょう!
ということを言っているのですが、実際にトラブルになっている人たちにその話をするたびに、
『ぶっちゃけ、どこまでやったら良いの?』
という質問をよく受けます。
その微妙な部分がビジネス・マーケティング戦略によって異なるため、Google側も明確なガイドラインが表示できないのでしょう。(もちろん、明確なガイドラインを表示することで、それを逆手に取って悪用するスパマーがいるということも懸念していると思いますが…)
ところが、実際にGoogleからOKの許可をもらったサイト(一度スラップを受けたサイトに修正を加え、その後Googleに再審査をお願いして、復活したサイト)をみてみると、もう少し踏み入った部分が明確になってきます。
有益なコンテンツ
そもそも、ビジターにその商品・サービスのことを理解してもらえなければ、アクションも取ってもらえないという場合もありますが、それを表面的に隠して、『商品を買ってくれた人やメルマガに登録してくれた人だけに明かします。』というスタイルのサイトも存在します。
もちろん、それらの情報がビジネスになっている場合は、全てを明かす必要はありませんが、コンテンツを作る時に下記のような項目を指標に考えてみてください。
- 商品の説明
- メルマガサンプル
- Q&A
- 用語集
- お客様の声
- 著者紹介(自己紹介)
※ 全部が必要と言っているわけではございません。ご理解ください。
それから、特にアフィリエイトをやっている人に言えることですが、コンテンツが独自のものである必要もあります。
オリジナルコンテンツに関しては、こちらの『Googleはアフィリエイトが嫌いなのか』を参考にしてみてください。
ビジネスの透明性
個人情報を取り扱うときは、プライバシーポリシーを追加することはもちろんですが、それ以外にも、販売元の詳細(誰が、どこでビジネスをしているのか)とか、どんなビジネスをしているのかということを、ユーザーに提示する必要があります。
こんな例もあります。
無料メールマガジンの登録ができるサイトで、無料のメールマガジンに対する説明(誰のどんなメルマガなのかなどの紹介や、メルマガサンプルなどをコンテンツとしていた)はたくさんあり、十分にコンテンツを提供していたと思っていたサイトがスラップを受けました。
このサイトが復活するために必要だったのが、有料の部分の説明でした。何が言いたいかというと、無料のメールマガジンはビジネスではないということです。
つまり、このメルマガは無料なのは分かるけど、メルマガに登録したらどんな商品が売り込みされるのかということを加えたということです。
広告を出しているということは、どこかでお金を儲ける部分があるはずだから、その部分を提示する必要がある(もし、お金を儲ける部分が全くない非営利団体の活動であるなら、そのことを明記する必要がある)ということです。
サイトの便利性
要するに、申し込みまで辿り着くのに長い文章を読まされたり、そこまで辿り着くのにいくつものリンクを踏まなければいけなかったり、余計な個人情報を入力させられたり、場所が分かりにくいところにあったりするのが問題だということです。
『長~いセールスレター型のページなどは、一番下に行けば大抵の場合アクションのボタンがあるので、分かりやすいじゃないか!』と、叫びたくなる気持ちも分かりますが、そうではなく1~2スクロール程度で申し込みボタンがみつかる(できれば、スクロールしなくても良いところに、申し込みボタンがある)サイトが理想的です。
ここで言っているのは、長~いセールスレター型のページは、読み込み時間が長いからスラップを受けると言っているわけではありません。
長いページでも、ユーザビリティを考えて、ところどころに申込ボタン(若しくは、一番下にある申込ボタンまで飛んで行けるページ内リンク)があればOKだということです。
もちろん、スラップは受けないかもしれませんが、読み込み時間が遅いことで品質スコアが高い水準になりにくいという問題はあるかもしれませんが…
まとめ
まとめようとすると抽象的な表現に逆戻りしてしまうのが残念なのですが、要するに、ユーザーにとって信用できるサイト&使いやすいサイトを心掛けましょうということです。
インターネットマーケティングのことをよく勉強していて、コンバージョン率の高いサイトの作り方を知っている人であれば特に、こういった情報のリンクやメニューを追加することに対して抵抗がある人がいますが、ルールに従って上手にサイトを作れば、それほど大きくコンバージョンを下げることもありません。
それ以上に、品質スコアのアップを考えれば、多少のコンバージョン率の低下は微々たるものだと気がつくことでしょう。