恐らく非合法的なアドワーズ広告

1月 6, 2010 | 広告, 海外情報

かなり昔ですが、アドワーズの広告にアスキーアートを使って、話題になった広告がありました。

アスキーアートはポリシー違反で現在は使えませんが、Google がどれだけ頑張って対策をしても、システムの先回りをするような新しいアイデアで、面白い広告を作る人は、いつの時代もいるようです。

ということで今回は、恐らくポリシー違反になるだろう面白いアドワーズ広告を紹介します。

※ 今は設定できても、そのうちシステム的に弾かれるであろうと予想できる広告なので、興味本位でみる程度にしてくださいね♪

参照元: SearchCowBoys.com(英語)

パラメーターの悪用

これを使う事で、タイトル部分が空白になり、クリック出来ない広告を作ることも…

タイトル部分が空白の広告

アドワーズには API や解析の為に動的パラメータを利用することができます。

  • {ifcontent:content} – コンテンツネットワークからのクリック
  • {ifsearch:search} – 検索ネットワークからのクリック
  • {keyword} – 検索キーワードの解析
  • {creative} – 広告 ID の解析
  • {placement} – 手動プレースメントの URL の解析

上記のパラメーターは、普通は URL に挿入して利用するのですが、広告文の中にも利用できてしまいます。

彼が悪用したのは、検索ネットワーク用のキャンペーンにもかかわらず、広告タイトル部分に {ifcontent:} を挿入するやり方です。

これによって、表示される広告は検索ネットワーク内なので、タイトル部分に何も表示されなくなり、クリックすらできない!? 広告が出来るようです。

以前、海外 SEO のブログに投稿した記事、

AdWords 広告の表示 URL に日本語は使えるの!?

にある日本語 URL の表示も、この何かを利用したと勝手に想像しています。(試したワケではないので、単なる想像ですが…)

タイトル文の中寄せ

実際に中寄せの機能があるワケではないのですが、アンダースコアとスペースを利用することで、広告文のタイトルが中寄せのようになって表示される広告が作れるようです。

タイトル部分は、アンダーラインが引かれるので、それがスペースのようになるという仕掛けです。

具体的には、

_ _広告文のタイトル

という感じに、設定するようです。

サイトリンクは連続の大文字も OK !?

以前、AdWords 広告でもサイトリンクが開始されたという記事を書きましたが、そのサイトリンクの説明文のところは、かなりやりたい放題の事が出来るようです。

通常、広告文には過度な大文字の使い過ぎは NG です。ましてや、感嘆符を連続して入力することなどできません。

サイトリンクの説明文

ところが上記イメージにあるように、サイトリンクの説明文には、全て大文字を使ったり、感嘆符を何個も連続で使用しても大丈夫だったとのことです。

キーワード挿入機能で文字数制限を超過

以前、このブログでもキーワード挿入機能で文字数制限を超過できてしまう現象について書きましたが、それを何とかクリック率につなげようと頑張る人が出てきました。

これに関しては、クリーンにやっていてもそうなることもあるので、悪用とは言えないかもしれませんが、予想通りのことをしてくれていたので、思わず紹介してしまいました…笑)

まとめ

システムの整備不足なのか悪用する人が悪いのか、どちらとも言い難いですが、こういうことばかりを追い求めてネタにする人は後を絶たないようですね。(僕自身も含めてですが…笑)

※ 恐らく、その記事が Google の目にとまったら、すぐに修正されるであろう手法ばかりなので、いつまで使えるかの保証はできませんし、それに対するペナルティ(この程度のことで、ペナルティを食らった話は聞いたことがありませんが…)の責任も一切負いませんので、全て自己責任にてお願いします♪

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