アドワーズとアナリティクスのコンバージョンの違い

5月 11, 2009 | アナリティクス, コンバージョン, レビューと解析

グーグルアドワーズとグーグルアナリティクス、どちらもコンバージョンの設定が可能で、コンバージョンの解析をすることができるのですが、どちらのコンバージョンの設定でレビュー&解析をすれば良いのでしょうか?

そもそも、両方とも使うべきなのでしょうか?

ちょっと意外なデータなのですが、一般的には、アドワーズのコンバージョンタグを設定は使わずに、アナリティクスの方でコンバージョンの設定と解析をしている人が多いという調査結果もあるようですが…

答えから言うと、”両方を使うべきです!”

そもそも、アドワーズとアナリティクスは別々のツールです。ということは、コンバージョンの管理も別々の目的で使うべきなのです。

今でこそ、データの関連付けができるようになりましたが、そもそも開発元が違いますし、Google社内での管理元も違います。(コンバージョンの取り方もちょっと違うので、数字も少し違ったりします。Cookieを保存する期間も異なります。)

具体的には…

アドワーズのコンバージョン

コンバージョンを広告費用と関連付けることで広告の投資効果を評価するために使います。

つまり、

『その広告は、効果があったの?』
『 どれくらい効果があったの?』

という部分を知るために使います。

キャンペーン・グループ・キーワード・広告文・ランディングページ・コンテンツマッチのサイト、などなどのパフォーマンスをはかることができます。

これらが、アドワーズのアカウントに直接反映されるので、管理画面をみているだけでも、戦略が上手く言っているのかどうかを判別することができます。

もちろんレポートを出して、細かい解析をするのにも役立ちます。

アナリティクスのコンバージョン

コンバージョンを検索エンジン、キーワード、ページビュー等と関連付けることで、サイトへの導線やサイト内のユーザー遷移を評価するために使います。

つまり、

『サイト集客の、どの部分が効果的なの?』
『サイト構造の、どの部分が効果的なの?』

という部分を知るために使います。

広告だけではなく、全てのビジターの解析ができる代わりに、アドワーズのコンテンツマッチのサイト解析など、アドワーズの細かい解析をするのには、ちょっと難しいです。

時と場合に合わせて、知りたいデータに合わせて、使い分けましょう。

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